未塗装樹脂へのマイティ3施工はブラッシングが命。
最近、、、
というお問い合わせがこれでもかというくらいに来ます。
多分この動画を見てお問い合わせしてくれているんだと思います。
もしかしたら、人によってはこっちの動画かも。
ちなみに昔出したこの動画では今とは違うワックスを2種類使用していますが、今はマイティ3だけでこの仕上がりが出せますのでご安心ください。
だけど勘違いしてほしくないことは、マイティ3はあくまで塗装用です。未塗装樹脂への施工はその応用例です。たまに未塗装樹脂専用だと思っている人がいます。
一日に何度も同じ質問に答えてきたのでさすがに疲れてきました。
なのでマイティ3を使って、お手軽だけど未塗装樹脂をきっちりキレイにする方法と考え方をここに記しておきます。
大事なのは、、、
- 歯ブラシ選び
- ブラッシング方法
- 最後にマイティ3
という順番です。
マイティ3が一番大事じゃないんです。
詳しく解説していきます。
目次
- 1 未塗装樹脂が白くなるのは大きく分けて2つの理由がある
- 2 薬局やホームセンターなどで手に入るオススメの歯ブラシ
- 3 別の歯ブラシを使おうとしている方へ
- 4 広い面積を施工する上で便利そうな、100円均一で見つけたブラシの紹介
- 5 未塗装樹脂をキレイに仕上げるためにはブラッシングが命
- 6 毎回ブラッシングしなければならないのか?
- 7 劣化で白くなっている場合の仕上がりについて
- 8 ブラッシングの強さとストロークについて
- 9 マイティ3に限らずシリコーン系を施工した後、雨一発でみすぼらしくなる理由とその対策
- 10 未塗装樹脂が劣化しすぎるとこうなるという事例
- 11 マイティ3を塗らない方がいいと思える樹脂の事例
- 12 マイティ3を塗ったら白くなってしまった場合に考えられること
- 13 施工後の経過
- 14 汚れが落とせるうちに劣化する前に洗車する、これが一番の特効薬であるということ
未塗装樹脂が白くなるのは大きく分けて2つの理由がある
1つ目は、汚れによって白くなること。
ワイパーの付け根(カウルトップ)なんかは形状的に汚れが乗りやすいです。
ワックスを塗ったら白くなってしまったというのもこれに含みます。
表面が凸凹しているので汚れを拾いやすく溜まりやすいんですね。
2つ目は、樹脂そのものが劣化して白くなることです。
紫外線や熱、経年劣化、などにより樹脂が劣化して樹脂そのものが白くなってしまうことです。
ちなみにこの動画での事例は、ワックスによって白くなっているので1つ目の汚れによる原因に当たります。
約6か月間に渡って、ワックスを塗りまくってわざと白くしたんです。(お客さんにはちゃんと許可取りましたよ。)
薬局やホームセンターなどで手に入るオススメの歯ブラシ
僕が今使っているブラシはなぜか廃版になっていました。
という問いには
と伝えてはきました。
でも僕が想定している歯ブラシを買えているのか?という不安は常にありました。
歯ブラシ選びで失敗すると塗った時だけはキレイになりますが、本当の意味ではキレイになりません。
だって汚れがちゃんと落とせないんですから。
最悪なのは、マイティ3が汚れに吸われて白くなり、しかも汚れは強固に張り付いていてタオルで拭いたくらいでは取れないような状態。
マイティ3を塗ったら白くなって取れない、という風に受け取られてしまいます。
そうなったとしてもいくらでもリカバリーできます。
そのためにも歯ブラシ選びが重要です。
いずれは僕が一番気に入っている歯ブラシを販売できるようにするつもりではいますが、とりあえずは身近な薬局やホームセンターで買えるもので使えそうなやつをご紹介したいと思います。
最近、薬局やホームセンターで超真剣な眼差しで歯ブラシを見つめていたヤツがいたんだとしたら、それは僕のことです。不審者ではなくてただ真剣に歯ブラシを選んでいただけですから。
そうやって薬局やホームセンターで売っている歯ブラシの何本かをピックアップして全部試してみました。
その中で一番使えたやつをご紹介します。
それは「サンスター株式会社 GUMデンタルブラシ#87 固さふつう」という歯ブラシです。
ミッフィーのイラストが入っているので分かりやすいです。
ヘッドの大きさ、毛の長さ、毛の固さ、柄の持ちやすさ、全てが未塗装樹脂のために作ったのかと思うくらいにいい感じです。
ちなみにこの型番でもっと固いのがないかメーカーのHPを調べましたがないそうです。
ふつうが一番固いとのことでした。
アマゾン GUM(ガム) デンタル こども 歯ブラシ #87 [永久歯期用 / ふつう] 6本パック+ おまけつき【Amazon.co.jp限定】
6本も要らないと思いますので、アマゾンは確認用として薬局やホームセンターでお買い求めください。
1~2本持ってれば十分ですよ。
でも近所にこの歯ブラシ売ってないという人もいるかもしれません。
お問い合わせが多ければ、僕が使っているお気に入りの歯ブラシを取り扱えるようにメーカーに掛け合ってみようと思っています。
気になる人はお問い合わせください。
別の歯ブラシを使おうとしている方へ
未塗装樹脂への施工の肝は歯ブラシ選びです。
出来れば「この固さを本当に歯に使うの?」というレベルの固さのものを選んでください。
単に固いと表記があればどれでもいい訳ではありません。
固いと表記されていても、未塗装樹脂を施工する上では使い物にならないものが沢山あります。むしろ使い物にならない歯ブラシの方が多いと感じるくらいです。
ナイロンとか豚毛とかその辺はそれほど重要じゃありません。
次に当てはまる歯ブラシは使いにくいので僕は選びません。
- 山切りカットされたもの
- 毛先が細く加工されているもの
- ヘッドが大きいもの
僕も色々な歯ブラシを使ってきましたが、子供用の歯ブラシが結構使いやすいことが多かったです。
あと、汚れが落ちるからと言って真鍮などの金属ブラシは使ってはいけません。
汚れは確かに落ちますが、キズだらけになりますよ。(経験談)
広い面積を施工する上で便利そうな、100円均一で見つけたブラシの紹介
最近のクルマのほとんどは塗装されていることが多いですが、少し古いクルマになるとバンパーが全部未塗装樹脂だったりします。
商用車に特にその傾向が強いですね。
歯ブラシでやって頂いてもいいんですが、僕のようにすぐ飽きてしまう人はブラシを持ち替えた方がいいかもしれません。
ダイソーで見つけました。
ブラシの毛が結構固いですし、握り込んで持てる部分もあるので、大雑把に施工するにはちょうどいいと思います。
細かい部分はやっぱり歯ブラシでやると良いです。
無理にこのブラシだけで施工しようとすると塗装に当てちゃったりするかもしれません。
他にも色々な形のブラシがありましたので、好きに選んでください。
100円均一は商品の入れ替わりもあり、いつまでもこの商品が置いてある保証はありませんが、たとえ入れ替わっても似たような商品はまた出るでしょう。きっと。
未塗装樹脂をキレイに仕上げるためにはブラッシングが命
そろそろ走行距離13万キロに達しようかという僕のスズキパレット。
2018年の12月に中古で買ったクルマで、見た感じ未塗装樹脂がお手入れされてきたようには思えません。
白くなっている原因としては、汚れも劣化も両方あるんだと思います。
どっちか片っぽだけの明確な原因となるなんてことは通常使用においてはあり得ないと思います。
少し色が変わっているところは、シリコーン系の何かをテストで塗った後だと思います。
何を塗ったのかはもう忘れてしまいましたが。
このウォッシャー液が出るあたりを施工していきます。
波が立っているような筋状の白化現状は、ウェルドラインと言われる製造時に溶かした樹脂が固まりながら流れていった跡です。新品の時はまず見えませんが、経年と共に浮き出てきます。
商用車のバンパーなんかは超ハッキリ出ますけどね。
さぁ、歯ブラシが用意出来たら施工してみましょう。
超簡単ですよ。
ちょっと試しに、マイティ3を使わずに歯ブラシでブラッシングだけしてみます。
ぶっちゃけて言いますと、、、
汚れが原因で白くなっているだけでしたら、マイティ3を使わずブラッシングだけでも汚れが取れてキレイになります。
ちゃんと新品の歯ブラシを使用していますので、微塵もマイティ3を使用していません。
固い歯ブラシを当てたらプラスチックがキズ付くのではないか?と思うかもしれませんが、キズにはなりませんよ。
ピアノブラック調のプラスチックとかは別ですが。。。
部分的にブラッシングしたので色々な角度から見てみます。
この時点では歯ブラシにマイティ3を付けずにブラッシングのみ行った状態です。
それでもこれだけハッキリと色が違うくらいには仕上がります。
正直言うと、少しブラッシングが甘くてムラが出ています。。。反省。
もっと効率を良くしようとして真鍮のブラシを使おうと考えた人、いませんか?
絶対にやめた方が良いですよ。
僕もそう考えてやってみたところ、汚れはたしかにスゴク落ちますがキズだらけになった経験があります。。。(さすがに自分のスクーターでやりましたが)
あとメラミンスポンジで擦るっていうやり方もありますが、僕はあれは好きになれません。
なぜかというとメラミンスポンジが擦れるとボロボロとカスが出るので鬱陶しいんです。
それに未塗装樹脂の表面って凸凹してますから、窪みにまでちゃんと当たってないんですよ。
その窪みにこそ汚れが溜まっているのに。
そんな経緯があって今は歯ブラシでブラッシングということに落ち着いています。
でもブラッシングだけでは限界がありますので、マイティ3を付けて施工していきます。
付ける量は一回でこんなもんです。
普段、普通に施工する際は最初からマイティ3を付けてブラッシングしています。
僕が一度に施工する面積ってこんなもんです。
ブラッシングしただけの場合と違って、マイティ3が塗られたところは仕上がりがイイですね。
歯磨きしてあげている感覚で施工しています。
再度マイティ3を歯ブラシに付け足して施工しています。
歯ブラシでブラッシングしていくとマイティ3の白っぽさがだんだんとなくなっていきます。
そのくらいブラッシングしたときにまだ汚れが取り切れていないと感じれば、ほんのちょっとマイティ3を付け足してもう少し施工したら良いと思います。
気が済むまで、嫌にならない程度に、出来れば楽しんでやって下さい。
左半分はブラッシング+マイティ3で施工した状態です。
余分なマイティ3を拭き取っていきます。
このような仕上がりになりました。
ブラッシングしただけの右側の部分、ブラッシング+マイティ3の合わせ技で施工した左側の部分。
見れば分かりますね。
右半分も施工してみました。
結構キレイに仕上がりました。
ブラッシングにマイティ3を併用すると汚れがふやけて取り除きやすく、またマイティ3によって未塗装樹脂の色艶が良くなります。
シリコーンオイルを塗った時のようなギラつくツヤではなく、マイティ3は落ち着いたツヤに仕上がります。
僕はギラギラのツヤよりも落ち着いた自然なツヤの方が好きです。
最近新発売したタイヤワックスもこのタイプです。
ギラギラしたツヤが好きっていう人は、そういうツヤが出る商品を選んだらいいと思います。
何のためにブラッシングするのか?
それは未塗装樹脂を露わにしマイティ3をしっかり定着させるためです。
漫然と言われたことをただやるだけでもキレイになっちゃうのかもしれませんが(それがマイティ3)、何のためにやっているのかを理解することで施工にも微妙な違いが起きるはずです。それが大きな結果となることもありますので、ぜひこのようになる施工をしてください。
- どんな歯ブラシを選べばいいのか
- どのようにブラッシングすればいいのか
- マイティ3をどのくらい付けたらいいのか
- どのくらいのスパンで再施工するべきか
- これ以上キレイにならないという限界をどう見極めるのか
みんながみんな、洗車を仕事にしている訳でもないし、どのように楽しむかも人それぞれなので、このページでは結構答えを言っちゃってますが答えなんてないということがほとんどです。
究極を言うと、人間が満足するためにやっているだけなのであなた自身が満足できるようにやったらいいんです。
塗装への施工でも結局は同じことです。(マイティ3は塗装用です)
未塗装樹脂だからと難しいことを考える必要はありません。
汚れを取り除き、保護膜を乗せる。
未塗装樹脂では表面が凸凹していて汚れが窪みにへばりつくことが多いので、汚れを取り除く上で歯ブラシを使っているだけに過ぎません。
塗装は表面がなだらかなのでスポンジを使っているだけです。
やろうとしていることは何も変わりません。
毎回ブラッシングしなければならないのか?
毎回毎回細かく丁寧にブラッシングしなければならないのかというと、そんなことはありません。
初回が一番面倒くさいだけで、二回目以降はスポンジで塗装面を施工したついでにササッと一緒に塗って、マイクロファイバークロスでパパッと拭き取れば結構キレイになります。
掛かる手間は塗装面と大して変わらなくなります。
再度気になる状態になったらブラッシングしてあげればいいと思います。
一度キッチリ汚れを取り除いてあって、マイティ3の保護膜が乗っていれば、同じ労力がかかるほどに汚れるにはかなりの時間が必要だと思います。
たまに勘違いしている人がいますのでちゃんと言いますが、、、
マイティ3はもともと塗装用です。
未塗装樹脂等に施工しているのはあくまで応用例です。
他の事例を見たい方はこちら。
劣化で白くなっている場合の仕上がりについて
劣化が原因で白くなっている場合、ブラッシングだけでもキレイになる場合とならない場合があります。
やってみないことには分からないです。
これは別のクルマ(30年ほど前のスズキジムニー)ですが、真っ白く劣化したサイドミラーをブラッシングしただけで新品のようにキレイになっちゃったことがありました。
こうなる場合もあるんです。
ですが、やる前からこうなることは予想できません。(今のところ)
やってみないことには分からないんです。
でも基本的には、ほとんどの未塗装樹脂は劣化してしまうとブラッシングしたところで劣化そのものをどうにかすることは出来ません。
人間に例えると、虫歯(劣化)を歯磨き(ブラッシング+マイティ3)で治そうとしている行為に等しいです。
その場合マイティ3を塗ることで一時的に見た目は黒さを取り戻すかもしれませんが、あまり長くは持ちません。
洗車の都度塗ってください。
未塗装樹脂に限りませんが、劣化との闘いです。
どうにかなってからどのケミカル剤が良いのか、どういう風に施工したら良いのかと悩んでいるようでは遅いんです。
「どうにかなる前に手を掛けてあげる」これが一番の特効薬です。
と言いながらも劣化した(仮称)未塗装樹脂復元剤を出すんですけどね。
施工した際の経過も載っているので興味ある方はご覧ください。
気になる人はお問い合わせください。
ブラッシングの強さとストロークについて
僕は洗車に限らず清掃という分野において、チカラを掛けてゴシゴシすることは基本的には何かが間違えていると考えます。
どうしても汚れが落ちないとか効率が悪いという時は、最終手段として「しょうがないからチカラを使う」という風に考えます。
大抵の清掃用具はチカラを掛けなくても機能するように作られています。
全く同じ道具を使っているのに、汚れの落ち方も道具の耐久性も天と地ほど変わる場合もあります。
どうせ安いんだからダメになったら交換すればいいと考えている人は、いつまで経っても上達はしません。なぜなら道具の気持ちが分かっていないからです。
今回の歯ブラシでのブラッシングも同じです。
歯ブラシを押し付けて、ブラシの腹でこすっても大してキレイにはなりません。
ブラシの先端で掻き出すことをイメージして施工してください。
チカラはほとんど要りません。
実際の歯磨きと要領はほとんど同じです。
未塗装樹脂の施工面に対してブラシをまっすぐ当てて、水平に動かし、ブラシの毛先が均等に当たるようにしてください。
ストロークは1cm程度です。
ロングストロークで一気に施工しようとしても、未塗装樹脂の凸凹に歯ブラシの毛先は当たっていません。
ただ疲れるだけなのでショートストロークで攻めてください。
これが歯ブラシを機能的に使用する方法です。
施工している途中で手や指が痛くなったら、持ち方がおかしいかチカラの入れすぎです。
ブラシの毛先が開いてしまうようなら、チカラの入れすぎかチカラのかける方向が間違えています。
施工中に意図せずヨダレが垂れたら、ちょっと夢中になり過ぎです笑
ムキになっても横着しようとしても全く無意味です。
仕上がりに出ますよ。
為るようにしか為らないんです。
なので為るようにしてください。
僕はアドバイスはしてあげられますが、やってあげることは出来ません。
どうしても直接教えて欲しい場合はお問い合わせください。
僕が何を見ていて、それをどう判断に活かし、どういう行動につなげるのか。
それを伝授します。
正しく使えば、大してチカラを入れなくてもサクサク進みますし、ブラシの毛はまっすぐのまま長さが減っていきます。
なので歯ブラシを見ればその人の本当の性格が分かります。(多分ね)
マイティ3に限らずシリコーン系を施工した後、雨一発でみすぼらしくなる理由とその対策
僕自身も経験があるんですが、シリコーンオイルを塗ると未塗装樹脂ってメチャクチャ真っ黒になります。
YOUTUBE動画でそれを知って、かなり昔に僕も買いました。
でも雨が降ると結構流れて行ってしまいます。
下手をするとまだらな状態になって、余計みすぼらしく見える場合もあります。
流れたシリコーンがギラついて見た目にも宜しくないことも起こります。
趣味でやっていることなら本人が良ければそれで良しで片づけられますが、洗車の仕事ではちょっと難しいなと思いました。
何を求めているのか、どのように運用するのか、それらが合致すれば面白いと思います。
ディスっているわけではないです。
僕は「洗車とは」と考えた時に、まずは汚れを落とすことが一番大事だと考えています。
シリコーンを塗るという施工では、汚れを落とすという意識が欠如してたなと思いました。
それにもかかわらず、擦らずとも塗るだけでそのときは見た目が素晴らしいものとなります。
マイティ3にもそのシリコーンが含まれている訳ですが、これが良くも悪くも見た目を良くしてしまいます。
何が言いたいかというと、汚れが残っていても塗ってさえあればキレイに見えてしまうということです。
なので汚れの落とし忘れがないようにたてよこ円と描きながら、嫌にならない程度に念入りにブラッシングしているわけです。
僕はなるべくケミカル剤の種類はたくさんは持ちたくないので、オールマイティに使用できるマイティ3を使って施工する訳です。
汚れを取り除くことで未塗装樹脂の肌があらわになって、シリコーンが定着しやすくなります。
汚れの上にシリコーンを乗せただけじゃ、そりゃ流れちゃいますよ。
一度で汚れを落とし切ろうと頑張れる人、毎回少しずつやれば良いやと取り組む人、色々な人がいるはずです。
色々なやり方にマイティ3はそれに応えてくれます。
でも別に答えなんかありませんので、楽しく出来ればそれでいいと思います。
未塗装樹脂が劣化しすぎるとこうなるという事例
昔、ホンダのジャイロキャノピーを手に入れて施工したときの写真を見つけたのでご紹介します。
汚いし、キズだらけですね。
今回紹介したやり方で施工してきます。
歯ブラシでゴシゴシゴシとやっていきます。
シボ(未塗装樹脂の表面のデコボコ)が薄くなっているのが分かりますでしょうか。
つまり歯ブラシでちょっとブラッシングしただけで未塗装樹脂が削れてしまっているということです。
これは強くブラッシングしたからというものではなく、未塗装樹脂が劣化して弱くなっているからだと思います。
こういう状態になっていたらしつこく追いすぎるとシボが無くなってしまいますので注意して下さい。
マイティ3を塗らない方がいいと思える樹脂の事例
よくこうなる部分としては、写真のようにワイパーブレード、サイドミラーの付け根部分、が該当します。
僕がたまに「光に照らされたときにキラキラ光る樹脂」と言っているのはこれのことです。
触った感じもザラついていて、濡らすと白化した色が黒っぽく落ち着く、この2つの条件に当てはまる状態の樹脂も要注意です。(この写真はサイドミラー付け根に水を霧吹きで噴き付けた状態です)
ただ、該当部分だからといって必ずこういう劣化をする訳ではありません。
未塗装樹脂にはABS樹脂が使われていることが多いと思いますが、A(アクリロニトリル)+B(ブタジエン)+S(スチレン)の原材料や合成比率、添加剤、製造メーカーさえも全部違うと思います。
そうした違いからか、劣化の仕方も違っていきます。(あと駐車環境によっても変わると思います)
こうなってしまうとマイティ3を塗っても樹脂に吸われてしまい拭き取り切れなくなってしまいます。
そうすると塗ったあとに白くなってしまう場合があります。
またマイティ3に限らず即席で黒くなるシリコーンなどを塗っても、塗った直後だけはキレイですが雨が降れば大抵一発でみすぼらしくなってしまいます。
そこで僕が取っている方法は(仮称)未塗装樹脂復元剤で固めてしまうことです。
この写真は(仮称)未塗装樹脂復元剤を部分的に塗ってから一切何もせず4か月経過した状態のものです。
詳しくはこちら。
劣化して見た目がみすぼらしくなってしまったら、しょうがないのでこれを使って見た目を復元することは可能だよということです。
だけどマイティ3やタイヤワックスのように、簡単な施工で維持できるに越したことはないなと個人的には思います。
マイティ3を塗ったら白くなってしまった場合に考えられること
たまに
と言われることがあります。
僕が思うにそれはマイティ3が原因というよりも、使い方を変えれば白くならずちゃんと仕上がりますよ。
↓
数時間後
↓
極端なことをすれば、こういうことです。
白くなるに決まっていることをするから、白くなるんです。
↓
雨に降られて1日経過した後
↓
それなりの雨量が降ってもこんなにベタ塗りしてしまっては流れません。
時間が解決してはくれないんです。
といってもこんなアホなことする訳ないじゃんと思いますので、白くなってしまうよくありがちな原因を列挙します。
- 歯ブラシが柔らかすぎ
- 歯ブラシの毛が長すぎ
- 汚れが取れていない(見える見えないは関係ない)
- マイティ3を厚く塗った上にろくに拭き取っていない
- 未塗装樹脂の表面が劣化で荒れたところにマイティ3が入り込んで拭き取り切れない
- マイティ3でどうにもならないほどに未塗装樹脂が劣化で白くなっていて隠し切れない
ブラッシングが命です。
歯磨きを想像して頂ければ良いと思います。
歯磨き粉を大量に口に含んだだけで歯磨きになりますか?
ブラッシングをちゃんとしなかったら歯磨きにならないと思いますよ。
上記原因のほとんどは、僕が言うようなブラッシングが出来ていないからです。
もう一度いいますが、大事なのは、、、
- 歯ブラシ選び
- ブラッシング方法
- 最後にマイティ3
という順番です。
マイティ3が一番大事じゃないんです。
魔法じゃないんです。なるべくしてキレイになっているだけです。
お問い合わせを頂いた際に、僕は現物が目の前にない状態で断片的な情報を元に受け答えしています。
どれだけ難しいことをしているのかご理解いただけますでしょうか。
別に怒っているわけではないですよ。
分からないことがあれば気軽に連絡してくれて構わないんです。
動画を見てその通りにやっているのに上手くいかないと主張する方。
上手くいかないのは、上手くいかない理由があります。
それを正さない限り、上手くいくわけはありません。
望むような状態にしたいなら、そのように為るようにするしかありません。
ご自分で施工するのであればその努力は施工する本人がするしかありません。
また上手くいきようがないことに取り組んでいる可能性だってあります。
僕に出来ることは、
- 現物が目の前にない状態で断片的な情報を元に受け答えすること
- 出来る限り分かりやすい情報を発信すること
そのくらいしかありません。
僕は僕で頑張ります。
施工後の経過
初回施工の経過
1日経過
初っ端から雨に降られる。
深夜から降り始めて、予報だと今日の夕方まで降り続けるようだ。
2日経過
日向で撮影。
日陰で撮影。
施工したところと施工していないところでは差があるものの、施工したときの黒さはかなり飛んでしまった。
昨日一日中、それなりの雨量が降ったのと、夜にも降り続いていたのでしょうがないようにも思う。
施工部分に若干残った白さが汚れなのか劣化なのか、それは分からない。
しかし、ブラッシングの跡のようなものが見られるので取れないことはないんだと思う。
一度の施工で満足出来なければ、変化のある限り気が済むまで何度かやってみるというのがセオリーだと思います。
何しろ、このクルマは走行距離13万kmに達する直前であり、今回の施工部分であるワイパーの付け根部分(カウルトップ)はおそらく一切手入れされたことがない訳です。
そんな重いツケがあるのに、一度の施工でいつまでもキレイさを持続させようというのは虫が良すぎるってもんです。
2回目の施工
ということで、再施工しました。
やり方は一回目と何も変わりません。
歯ブラシにちょっとだけマイティ3を付けてゴシゴシゴシです。
僕が一回で施工する面積はこんなもんです。
やっていて疲れてきたりイライラしてくると、僕の場合はもっと面積が広くなりがちです。
自分の精神状態のバラメーターを測るのに最適です。
気が済むまで歯ブラシでゴシゴシしたら、タオルで余分なマイティ3を拭き取ります。
施工完了。
シリコーンは汚れも劣化もある程度隠してしまう効果があるので、施工後はある程度キレイに見えてしまいます。
またこれで様子を見て行こうと思います。
1日経過
再施工して1日経過した状態。
昨日の再施工前よりは多少マシかな?レベルでした。
まだ汚れが残っているのかもしれませんが、劣化で白くなっていることが大きいのかもしれません。
歯ブラシについたマイティ3をタオルで拭って、軽くブラッシングしておきました。
ブラッシングする前と後を比較しても、変わったような変わってないような。。。
真鍮ブラシで磨いてやりたくなる衝動が起きますが、キズだらけになるので止めましょう。
これ以上キレイにしたいとなった場合に僕が取る手段は2つあります。
1つ目はタイヤワックス(シリコーン)を塗ることです。
ワイパーの付け根(カウルトップ)の一番右側をタイヤワックスで施工してあります。
施工方法はマイティ3と同じで、歯ブラシに少量(今回は1滴)付けてブラッシングしています。
ブラッシングしたあとは余分なタイヤワックスを拭き取ります。
使ったタイヤワックスは先日新発売したタイヤワックスです。
このタイヤワックスは水性ではありますが、汚れの落ちが良く、塗った後汚れが浮いて白くボケるようなことが非常に少なくなるように作ってあります。
マイティ3を付けてブラッシングしてもキレイになり切らない時は、いさぎよくタイヤワックスを塗っちゃった方が良いかもしれませんね。
ほぼ新品のような見た目になりました。
これは洗車好きでシリコーンのことを知っている人ならおなじみの光景だと思います。
新発売したタイヤワックスを未塗装樹脂に施工したときの持ちは僕自身試していないので、ついでなので経過を見て行こうと思います。
2つ目は(仮称)未塗装樹脂復元剤を塗ることです。
これは今回やりませんが、施工後の簡単なお手入れ次第で年単位で黒々させることが可能だと思います。
それは今回のように白化した未塗装樹脂であってもです。(ボロボロと崩れてしまうような劣化まで逝ってたら無理ですが)
重ね塗りをして再度美観を取り戻すことも可能です。
ただマイティ3やタイヤワックスのような手軽さはありませんので、どちらにしても一長一短があります。
2日経過
雨は降っていないのでぱっと見は特別変化は感じられませんでした。
ブラッシング+マイティ3で施工した部分。
先日新発売したタイヤワックス+ブラッシングで施工した部分。
3日経過
雨は降っていないので、この日もぱっと見は特別変化は感じられませんでした。
ブラッシング+マイティ3で施工した部分。
先日新発売したタイヤワックス+ブラッシングで施工した部分。
ふと気づいたんですが、シリコーンオイルって塗った部分と塗っていない部分の境目を作ると境界線が滲んでボケるんですが、新発売したタイヤワックスの場合ボケてないですね。
不要な分をタオルで拭きとったからかもしれませんが、勝手な予想としては単にシリコーンオイルを塗るよりは定着してくれているということだったらいいなと思いました。
雨が降ればその辺の実力が分かるかと思います。
4日経過
昨日までの予報では本日12/7の天気は雨だったと思うんですが、当日朝に再度天気予報を見たら雨は降らない予報に変わっていました。
早く雨降ってくれないかぁって感じです。
5日経過
全然変化なし。
雨降らなきゃそりゃ持ちますよ。
ブラッシングまでしている訳ですし。
6日経過
いつもは朝に写真を撮っていますが、この日は昼過ぎに撮影しました。
なので色味がいつもと違っています。
何でもそうだとは思いますが、雨が降らなければ見た目が大きく損なわれることはありません。
雨に降られてどうかというのを見たいんですが、なかなか雨が降りません。
と思っていたら夕方に雨が降ってきました。
小雨程度ですが、雨が降ってから約1時間30分程度経過した時点の様子です。
雨に濡れると施工した部分と未施工の部分の色の差が際立ちます。(撥水しているからというのもあると思う)
今晩雨がどの程度降るのか分かりませんが、明日の朝、今回施工した部分がどのようになっているか楽しみです。
7日経過
結局昨夜は結構な雨量が降ったようです。
というのも1週間ほど前からあったフロントガラスに乗っていた鳥のフンが完全に流れ去っていたからです。
今回施工した部分はどちらも雨によって若干黒さを失ったようには見えるものの、ぱっと見の美観にはまだ耐えられるかなというのが、肉眼で見ている僕の感想です。
マイティ3で施工した部分はブラッシングを何度かしているおかげか、全体的に均一です。
タイヤワックスで施工した部分は、少しムラが見受けられます。多分、ブラッシングが甘かったと思います。
しかし、マイティ3とタイヤワックスの施工部分を比較するとタイヤワックスの方が黒々しています。ということは僕が販売している商品の中では、未塗装樹脂を手軽にキレイにするのはタイヤワックスの方だということになります。
ブラッシングが少し甘かったとはいえ、タイヤワックスの方がここまで持ちこたえていたことに僕は少々驚いています。
年単位で持たせたかったらこれを使うしかないかなぁと思います。
話しが長くなってしまいますが僕が思うに、新品に近いうちは未塗装樹脂もツヤがあります。
そうであるうちは、マイティ3やタイヤワックスでケアしていくのが手軽で良いと思いました。
熱や紫外線やオゾン、雨などで劣化し表面が白化してしまったものに関しては、(仮称)未塗装樹脂復元剤で固めてしまうのがいいのかなと思いました。
8日経過
タイヤワックス施工部分と未施工部分の境目だけ少し黒さが際立っているのは、境目を他の部分より少し念入りにブラッシングしたからだと思います。
つまり他の部分もブラッシングをしっかりすれば、汚れなのか劣化なのかは分かりませんが白っぽさが戻るまでに時間がかかるようになるということです。
9日経過
15日経過
車検から帰ってきました。
車検で各部点検してもらったら、ドライブシャフトのブーツ破れ、タイヤのパンクなどがあり、なんだかんだでクルマが返ってくるまで時間がかかってしまいました。
多分、入庫中は工場内にあったので雨には当たってはいないと思います。
17日経過
車検から帰ってきて雨に一回振られました。
雨が降るたびに黒さが引けて行っているように感じますが、ブラッシングしてあるお陰で結構粘ってくれています。
特にタイヤワックスの方は全体を満遍なく念入りにブラッシングしていませんので、部分的にブラッシングが丁寧だったところだけ黒さが違います。
20日経過
昨日の夕方辺りから今日の朝まで雨が降ったので、どんな様子になったか気になったので撮影。
しっかりブラッシングしたかしていないかの差がとうとう出てきたなと感じます。
マイティ3とタイヤワックスの定着力の違いというのもあるとは思いますが、汚れの上に乗っかっているだけでは雨で流れやすいというも無視できない要因と思います。
汚れを落とす能力的にはマイティ3の方が上なので、最初はマイティ3+ブラッシングでキレイにした後はタイヤワックスで維持するというのが一番簡単なお手入れになると思います。
24日経過
昨日一日雨が降ったり止んだりしていました。
マイティ3で施工した方はブラッシングを念入りにしてあるのでそれほどは白くなっていませんでしたが、タイヤワックスの方は軽いブラッシングしかしてませんので再施工したくなるくらいに白くなってしまっています。
今月はそこそこ雨が降る日があったことを考えると、1か月に一回くらいを再施工の目安にしたらいいじゃないかと思います。
とはいえ、1回目の施工をしっかりブラッシングしてあれば、2回目以降の施工は塗って拭くだけでもいいと思います。
再施工
ブラッシング+マイティ3で施工しましたが、初回のような念入りさは微塵も感じられない施工しかしませんでした。
とりあえず満遍なく濡れればいいやと思ってブラッシングして、ファイバークロスで拭いただけです。
こちらはブラッシング+新発売のタイヤワックスで施工。
タイヤ用に作っただけあって、黒い素材の仕上がりはマイティ3より上ですね。
この角度で見た時が一番仕上がりの違いが分かりやすかったので、いつもと違う角度で撮影。
こうしないとダメとか、こうあるべきみたいな答えはありませんので、各々好きなように施工したら良いと思います。
僕がもしこのワイパーの付け根をあらためて全部施工するなら、、、
- はじめはブラッシング+マイティ3で汚れを落として、その後はブラッシング+新発売のタイヤワックスで維持する
- 初回はブラッシング+新発売のタイヤワックス、その後はタイヤワックスの塗り込みのみで維持する
- (仮称)未塗装樹脂復元剤を塗ってしまう
このどれかにすると思います。
数字が大きいほどあとあとのお手入れは楽です。
手軽さは2番です。
汚れが落とせるうちに劣化する前に洗車する、これが一番の特効薬であるということ
マイティ3でなくてもいいんですが、一番の理想は、、、
汚れがカンタンに落とせるうちに落とす
劣化する前に手を打つ(定期的な洗車の継続)
ということだと思います。
どんなケミカル剤を使うのか、それは上記2つに比べれば優先順位は低いとさえ感じます。
そんな中、僕がマイティ3を気に入っているのは、これ一本で色々なところに使用できるからです。
マイティ3は塗装用に作ったものですので、塗装はもちろんのこと。
今回のテーマである未塗装樹脂。
未塗装樹脂の凸凹に汚れが溜まっているなと認識で来た時や、そうでない時も気が向いた時は、ブラッシングしてあげると良いと思います。
普段の洗車では面倒くさいので塗装面と同じく、満遍なく塗って拭き取るだけです。
ちょっと質感の違うミラー部分の未塗装樹脂にも。
ミラーにも塗っちゃっています。
写真に写すのを忘れましたが、サイドガラスにも使用しています。
フロントガラスの室外側以外はマイティ3塗ってます。
使えるから使っているというレベルではなく、専用品なんかよりもマイティ3の方が良いと僕は自信を持ってオススメします。
満遍なく塗り終わったら、塗装も未塗装樹脂もミラーやガラスも一緒に拭いちゃっています。
3年落ちのクルマですが、ご覧のように黒々としたキレイさを保っています。
未塗装樹脂の凸凹に汚れが付着しているのを発見した場合は、ブラッシング+マイティ3で施工しています。とはいえ、普段マイティ3を掛けているので汚れは非常に落ちやすいです。
発見次第施工していればかなり長い間、この美観を維持することは難しくはないと思います。
未塗装樹脂ではありませんが、、、
ほとんど青空駐車の3年落ちのクルマだって、ヘッドライトが虹色に輝くのを維持することは大して難しいことではありません。(肉眼でよーく見ると飛び石とかでキズはありますが、それはしょうがない)
やっていることは2週間に一回程度、洗車しているだけです。
ヘッドライトに掛けている時間は1分とか位だと思います。
マイティ3を塗って拭いているだけですので。