世の中には、お家が一軒買えてしまうような超高級車を所有されている方たちがおります。

ランボルギーニ ディアブロ

またその中の一部の方は、日常的にその超高級車を使用しながら、新車時のぴかぴかを常に維持したいというご要望があります。

僕はそうしたクルマを洗車することを仕事にしています。(フェラーリ、ランボルギーニ、ジャガー、ベントレーなどの外車、あらゆる国産車、限定車等々)

排気ガス、雨、花粉、黄砂、樹液、ペンキ、虫、鳥フン、洗剤、古いコート剤、融雪剤等々、、、

車内側窓ガラスに於いては、タバコのヤニ、結露、タオル拭きによる汚れ付着、静電気による汚れ付着、クシャミせきの飛沫、ペットの唾液、お化粧品の付着等々、、、さらには寒暖差、太陽光線による焼き付きにもさらされています。

お住まいやお店と違い、クルマの窓ガラスは傾斜がついているので汚れが残りやすくもあります。
さらに高速で移動するので、汚れが叩き付けられ擦り付けられます。

僕の洗車仕事で求められるキレイさ(ここでは窓ガラスに限定します)とは、、、

外から見て窓ガラスがキレイ、これは当たり前。運転するときにまるで窓ガラスがないような透明な視界を「維持すること」が求められました。(特に雨の日の夜)ワイパーの動きに酔ってしまう人もいるので、ワイパーをほとんど使わずに済むくらいの視界の良さも求められました。

当然、コンパウンド等の研磨剤で削らず、素材を溶かすことなく犯すことなく、、、

コーティングの保護膜を補充することが出来るので、はじめて施工したときの「うわーっ!キレイになった!」という感動を、それこそ100回でも1000回でも何度でも取り戻せるというのもメリットです。10年後20年後でも新車のような、ある意味新車以上の輝きを保てます。

町の街灯、対向車のヘッドライト、前方車のテールランプの明かり、あらゆる角度から動的に光が当たりますから超美観仕上げでなければ、ちょっとした曇りや汚れが目立つのです。

これは何も超が付くような高級車ばかりではなく、一般的なクルマでも同じことが言えます。

ちなみに、、、市販の窓ガラス撥水コート剤がいくつもありますが、超美観維持には適しません。なぜなら1か月もしないうちに窓ガラスを曇らせ視界をさまたげるからです。

「今まで市販の撥水コート剤を使っていてそんなことになったことがないよ」という方もいるかもしれませんが、一度窓ガラスコートを使っていただかないと意味が分からないと思います。

その証拠に窓ガラスコートを施工した後、ガソリンスタンドにあるタオルで窓ガラスを拭くとめちゃくちゃ曇ります。それだけ今までの窓ガラスが汚れていたので汚れたタオルで拭いても曇ったことに気が付いていないということです。

窓ガラスコートがいかに安全運転に貢献し運転が楽しくなるか、本当の意味での視界良好を味わって頂きたい。

そして、それは今までの市販の撥水コート剤より簡単に維持できることも付け加えておきます。

極めつけは、キズや染みを付けたら「お買い上げ」と言われていた点です。(お客様は冗談で言ったのかもしれませんが僕は本気にしています)

そんな厳しい条件のなか、生まれたのが窓ガラスコートであり、培ってきた施工技術でもあります。

そしてそれは窓ガラスコートだけでなく、ピッチレスコート、P8コート、P113のすべてのクリーティングWAXに共通しています。

 

そんなクリーティングWAXを今でこそプロとして扱っていますが、何も知らない当時は七転八倒の末「もういいや、、、」と諦め愛車を死なせていました。

 

新車で買ってからまだ日は浅いのに、、、洗車の薄いキズ、小キズ、すりキズ、引っ掻きキズがうっすらと。。。

「なんとかしなくっちゃ、、、」とあわてて向かったカー用品店。
ずらずら並ぶ商品に面食らう。
どれが自分の悩みを解消するものなのか。。。

誇大広告とも取れるいいことずくめの宣伝文句の陰に隠れた小さな注意書きを一生懸命に読み解き、期待半分のダメ元で「本当にこの商品でいいのか?」と葛藤しながらも、可愛いレジのお姉さんの前では解かったような顔して購入していた。

使ってみたものの、宣伝通りにはいかない仕上がり具合。
高ければいい結果が出るのか、安い商品を買ったから仕上がりが悪いのか。僕のやり方が悪いのか。
詳しそうな店員に聞いても結局よくわからない。

これは僕が全くの素人だった頃に味わった、クルマやオートバイの洗車についての経験です。

結局買って日が浅いときだけは気に掛けるものの、時間が経つにつれ「もういいや、、、」と洗車すらしなくなるのが今までの自分でした。

自分の技術の未熟さ、手間を掛けても掛けたなりの手応えがない不毛感、結果が伴わないどうにも出来ないんだという絶望感。

そしていつしか芽生えた面倒くさいという気持ちに逆らえなくなります。

気に入って「大事にするぞ!」と意気込んで買ったクルマやオートバイが『単なる移動手段』になったとき、愛車は死にます。単なる道具に成り下がります。

マザーテレサが「愛の反対は無関心だ」といいことを言ってました。

キズだらけだからとか古いからだとか関係ありません。愛車にとって世界でたった一人のオーナーであるあなたが諦めたその瞬間に死ぬのです。

「どうやっていいのか分からない」「何を使えばいいのか分からない」「誰に聞けばいいのか分からない」参考にすべき基準すらなく、納得のいく理論や理屈もなく、行き当たりばったりの思い付きでキズだらけにしながら洗車しても、愛車が裏切ることはありません。

僕が愛車を「もういいや、、、」と見捨てたから死なせていたのです。

昔の自分に会えるなら、、、

今の自分
これ使ってみな。

とそっと渡してあげたい。

昔の自分
大変だったり面倒くさいとヤダよ?
今の自分
こうやってみな。

と教えてあげたい。

 

だから今、洗車のプロとしてみなさんにお伝えしていきたい。

 

ピッチレスコート、窓ガラスコート、P8コート、P113のクリーティングWAXはこうしたいきさつがあって僕は取り扱うに至っています。