クルマのボディーに使ったピッチレスコートがこびり付いて取れない場合の対処法
目次
通常通り、クルマのボディーにピッチレスコートを掛けてみたところ、、、
ピッチレスコートをスポンジにひと振りし、
ボンネットにピッチレスコートを塗っていきます。
ピッチレスコートが塗られたのが分かりますね。
スポンジをあまり使っていない裏にして、「スポンジ戻し」をしていきます。
スポンジ戻しとは、ピッチレスコートをスポンジに戻すことで消費量を最小限に、そしていちいち綿タオルで拭かなくても仕上がりを確認できるという超便利な技です。
力加減は最初だけ少し力を入れて、徐々に力を抜き、最終的には写真のようにスポンジを潰さず縦横円と動かしていきます。
ピッチレスコートのこびり付きとはこのことです。
この拭き残り、結構強めにスポンジでゴシゴシしても取れないんです。
僕がはじめてこの状況に陥った時は、次のお客さんの時間が差し迫っている状態もあって、
泣きそうになったのはいい思い出です。
でも、やり方次第で超簡単に取れます!
ピッチレスコートがこびりついてしまう時の対処法
もう一度ピッチレスコートを掛けます
スポンジにたくさんピッチレスコートが付いていたので、付け足さず行きます。
こびり付いたピッチレスコートの上から、もう一度ピッチレスコートを掛け、こびり付きを取っていきます。
そんなに力は要りません。
それよりもスポンジを動かす回数で取っていく方がキレイに仕上がります。
ピッチレスコートが乾く前に綿タオルで拭き取る
ピッチレスコートが乾く前に、手早く拭き取りましょう。
人差し指と中指の直線上を拭き取った状態です。
ね、簡単に取れるでしょ。
はい、跡形もなくスッキリしました。
もやもやして見えるのは、ボンネットに映り込んだ雲の仕業です。
別の角度からも確認。
光の塩梅で角度によって見えるくすみなどがありますから、念入りに確認します。
こびり付きを取るその他の方法
ピッチレスコートを「スポンジで塗ってから拭き取る」工程には3パターンあります。
①塗ってすぐに拭き取る
②塗って半乾きで拭き取る
③塗って完全に乾いてから拭き取る
今回のフォレスターでは①ぬってすぐ拭き取るという対処法でキレイに仕上がりましたが、③塗って完全に乾いてから拭き取るという対処法でキレイに仕上がることもあります。
必ず手のひらサイズくらいで試してから全体に取り掛かりましょう。
ピッチレスコートのこびり付きが起きる理由
今まで対応してきたクルマでこのピッチレスコートのこびり付きは3度経験していますが、共通していたのはどれも新車時などに施工したコーティングが経年劣化した状態のものでした。
僕がイメージしていることは、
乾ききったボロボロのコーティングが、ピッチレスコートという潤いをつかんで離そうとしない
のではないかということです。
一度、この対処法で施工した後、再度ピッチレスコートを掛けてもこびり付いたりはしないことからもそう言えるのではないかと考えています。
ピッチレスコートがこびり付くと分かっていれば、こうしましょう!
めっちゃくすんでいるのが分かりますでしょうか?
ここにピッチレスコートを掛けてしばらく放っておくと、先ほどのようにこびり付いて取りづらくなります。(と言っても簡単に取れますけどね)
さきほどはこびり付いてしまったピッチレスコートを取るやり方でした。
今度は、そうなることがすでに分かっている訳ですから、賢く対処しましょう!
スポンジにピッチレスコートがまだ付いていたのでそのままやってしまいます。
必要ならひと振り付けます。
くすんでいる部分にスポンジを当てて、縦横円と描いていきます。
ひとしきりスポンジでピッチレスコートを刷り込んだら、即、綿タオルで拭き上げます。
↓↓↓施工前↓↓↓
もとはこれだけくすんでおり、ピッチレスコートが乾くとこびり付きが起きるボディーの状態でした。
↓↓↓施工後↓↓↓
施工後も少しくすんでいるのは、このクルマが新車の時に施工したコーティングと塗装がもうボロボロだからです。
もっと早く僕に依頼が来ていればこうならずに済んだのに、、、
僕がチラシをまくのが遅くて申し訳なかったです。