洗車の第一歩 クルマの水洗いについて
ボディーの塗装面を極力キズにしたくない。
何十回、何百回、、、洗車キズをなるべく付けず洗車したい。
その想いから、『バケツ一杯の水洗い方法』を僕は採用しています。
この記事の主な内容は、窓ガラスとボディーの水洗いです。
この記事と合わせてマスターすれば、小柄な女性でもハマーのような大きな車を脚立なしで一人で洗車できます。
目次
水洗い用の綿タオルを作る
動画で見ればいかに簡単か分かります。
詳細な説明は以下からご覧ください。
バケツに水道水を入れ、綿タオル二枚を用意する
まずは適当なバケツを用意します。
綿タオルを2枚使います。
水道水は6リットルバケツに半分程度入れてあります。
一日に何台のクルマを洗車するとしても、この一杯の水を一日中使い続けます。
このように水が黒くなっても交換しません。
「えっ!?」と思われるかもしれませんが、、、
何の問題も生じませんと断言します。
やり方を間違えなければね。
フェラーリでもポルシェでもベントレーでも、どのような高級車もこのやり方です。
フェイスタオルサイズの綿タオルが使いやすいです。
色のついている綿タオルでも、粗品の薄いタオルでも構いません。
まずは綿タオルをパタパタと、たて方向に四つ折りにし、
最後に横方向にたたみ、八つ折りにします。
イラストにするとこんな感じです。
これを2枚作って、バケツに放り込みます。
固く絞った綿タオルを作る
バケツから綿タオルを1枚取り出し、固く絞ります。
あまりにきつく絞りすぎるとすぐ綿タオルがダメになるので、完全に絞り切る力の9割程度で。
ブチブチと綿タオルが悲鳴を上げたら、力の入れすぎか、綿タオルの寿命です。
八つ折りを四つ折りまで戻し、綿タオルの両端を持ち、膝に向けて振り下ろします。
上手く出来ると、綿タオルが「パン」と鳴ります。
これの目的は、綿タオルに空気を含ませふかふかにすることでクッション効果を持たせ、キズ付きにくくするためです。
あとプロっぽくてカッコいいからです。
こんな感じでミラーなどの置きやすい、取りやすいところに置いておくと良いです。
綿タオルを放り投げるようになったら、あなたも上級者?
ゆるく絞った綿タオルを作る
固く絞った綿タオルとは別に、
ゆるく絞った綿タオルも作ります。
ぽたぽた水が垂れない程度に絞ってください。
クルマの汚れがひどい時・・・たくさん水を含ませる クルマの汚れが軽い時・・・拭いた時に軽く水滴が残るくらいの水を含ませる 暑い時・・・たくさん水を含ませる
慣れてくれば、汚れの程度や気温に合わせた水加減が出来るようになります。
最初は、少ないより多めに含ませた方がキズになりにくいです。
ゆるく絞った綿タオルで、フロント窓ガラスを水洗い
動画では別のクルマになってしまいますが、やることは同じです。
ゆるく絞った綿タオルを持ち、水洗いします。
最近のクルマは、写真のようにワイパーを上げられない場合もあります。ご注意ください。
フロント窓ガラスを手が届く範囲、ザーっと拭きます。
汚れは取りたいけど、キズを入れたくない。
ぼくと同じ思いの方は、
- 力を入れない
- 何度も同じところを往復させない
これを守って下さい。
ゆるく絞った綿タオルで水洗いすることの目的は、
- 大まかな汚れを取る
- 水滴となった水道水に汚れを引き寄せさせる
- キツイ汚れに水分を与え、ゆるくする
ということです。
加えて、窓ガラスコートが掛かっていれば弾力性のある保護膜によって、
キズが付くのを防いでくれます。
キツイ汚れがあるとついゴシゴシしたくなりますが、この工程で取れない汚れは窓ガラスコートの工程で取りますので、ここでは我慢してください。
ちなみに、、、
「そんなにボディーに寄りかかったらキズになるじゃないか!」
そう思われた方もいるかと思います。
上記リンクに、「キズにならない」「腰を労わる」ことについて投稿してあります。
気になる方はどうぞ。
窓ガラスコートが効いているので、水滴になります。
固く絞った綿タオルでフロント窓ガラスの水滴と汚れを拭き取る
固く絞ったタオルを使います。
水滴に寄せられた汚れを固く絞った綿タオルで拭き取っていくんですが、
ちょっとお遊びで、綿タオルの端をつまんで窓ガラスを撫でてみました。
窓ガラスコートが施工してあれば、このように抜群の水切れを体感できます。
この状態であれば、窓ガラスが汚れても、いとも簡単にキレイにすることが可能です。
窓ガラスコートが施工してあれば、この程度の残り方であれば、水滴のあとが付きにくいです。
陽が当たっていると、この小さい水滴は数秒でスーッと消えます。
窓ガラスコート未施工のクルマについての注意点
ゆるく絞った綿タオルの水分が水滴にならず、こんな感じでベタっとします。
いくら固く絞った綿タオルで拭いても、拭き取り切れません。
そういうときは、ザっと水分を拭き取る程度としてください。
ついでにワイパーゴムも拭いてあげて下さい。
たまにでいいので、窓ガラスコートをワイパーゴムにも塗ると、動作がスムーズになり、ゴムの保護にもなります。
窓ガラスの内側を水洗いする必要がある場合とは
基本的には水洗いするのは外側のみですが、タバコを吸われている場合はヤニ汚れを取り除くのにまずは水拭きします。ただし、固く絞った綿タオルで拭いてください。ヤニ汚れは水溶性ですので水道水で結構落とせます。これをやらずして窓ガラスコートを掛けるとベタベタになって非常に施工しずらくなりますのでご注意ください。
クルマのボディーを水洗いする
動画では別のクルマになってしまいますが、やることは同じです。
それでは塗装部分であるボディーの水洗いを、ボンネットで説明します。
窓ガラスで使った綿タオルをそのままボディーにも使っていきます。
ゆるく絞った綿タオルで、手が届く範囲、ボンネットをザーっと拭きます。
汚れは取りたいけど、キズを入れたくない。
ぼくと同じ思いの方は、大切なので何度もいいますが、
- 力を入れない
- 何度も同じところを往復させない
これを守って下さい。
ゆるく絞った綿タオルで水洗いすることの目的は、
- 大まかな汚れを取る
- 水滴となった水道水に汚れを引き寄せさせる
- キツイ汚れに水分を与え、ゆるくする
ということです。
加えて、ピッチレスコートが掛かっていれば弾力性のある保護膜によって、
キズが付くのを防いでくれます。
キツイ汚れがあるとついゴシゴシしたくなりますが、この工程で取れない汚れはピッチレスコートの工程で取りますので、ここでは我慢してください。
ピッチレスコートが効いているボディーはこんな感じで撥水します。
固く絞った綿タオルでボンネットの水滴と汚れを拭き取る
固く絞ったタオルを使います。
水滴に寄せられた汚れを固く絞った綿タオルで吸い取っていくんですが、
これまたちょっとお遊びで、綿タオルの端をつまんでボンネットを撫でてみました。
ピッチレスコートが施工してあれば、このように抜群の水切れを体感できます。
この状態であれば、ボディーが汚れても、いとも簡単にキレイにすることが可能です。
さきほどはお遊びで綿タオルをつまんで水滴を拭きましたが、
通常はこのように綿タオルを使います。
その他、実際にやっていくと様々な疑問が沸いてくるかと思います。
僕がこの洗車術を教わった時の疑問を記事にしました。
絶対にこうしろというものではありませんが、参考にしてみて下さい。