ボウズが由比港でボウズを食らう
2/18日曜日。
僕の第六感が「今日は釣れる」と言っている。
なので、いつもの由比港に弟と一緒に釣りに行く。
道の途中、興津ら辺。
最近はもっぱらエサは現地調達。
いちいち釣り道具屋に行くのも、エサにお金を出すのももったいない。
これならゼロ円。
子供がカサゴを釣り上げたのを見て、奮起。
よしやるぞっと意気込んだら、針外しのペンチを落とす。
拾いにテトラポットの隙間に潜ったら、頭上でカシャカシャ変な音がした。
見上げると弟に写真を撮られていた。
「こいつ、言われなくても分かっているじゃないか。」
カニが釣れた。
僕が付けたカキをおいしそうに食べている。
僕は今が旬のカサゴを釣りたいんだ。
丁寧に針を外して逃がしてやった。
アタリすらないので、場所を変える。
ここもいつも誰か一人は釣り人がいる人気スポット。
ここは何度も来ているので、深い穴がどこにあるかある程度知っている。
しかし、ポイントを探るもアタリすらない。
僕も弟もアタリすらないのに寒さに耐えれるほど精神力が強くないので、弟が早々に「帰る?」と言い出し、僕は目で答えた。
潔くボウズで帰ることにした。
「今日はこれくらいにしといてやろう」