ドアの開け閉めでの傷に使ってみたい
無料サンプルのご請求時にお問い合わせ頂いたことをお手紙にして同封したんですが、ホームページではもう少し詳しく説明していこうと思います。
ご本人が見てくれれば補足になるでしょうし、同じようなお悩みを持った人がいれば参考になるでしょうし。
「ドアの開け閉めでの傷に使ってみたい」
ということだったので、ドアを開け閉めしたい際に出来るようなキズがどこまで消えるか試したいということかなぁと思って、うちのクルマを使って実験してみたいと思います。
この仕事に携わってはじめて気づきましたが、女性で洗車したいという方が意外と多いです。
洗車をする人って僕は男性ばかりだと思っていました。
実験するのはこのタントです。
僕が何度もピッチレスコートで磨いてしまっているのでキレイに見えますが、近づいてみるとヘコミだらけのキズだらけです。
それに10万キロ弱走っています。
となりでは、弟がジムニーのオイル交換をやっていました。
使うのはピッチレスコートです。
写真のものは、業務用サイズ220mlです。
フタを開けて使う前に、2~3度振ってボトルの中身をかき混ぜます。
ボトルのキャップを外し、製品に付属する専用スポンジをボトルの口に当てて、大きく一度だけ振ります。
何度も振ってたくさん付ける必要はありません。
スポンジにはこんな感じでピッチレスコートが付きます。
一度に使うのは、意外と少ない量です。
このピッチレスコートを使って、スポンジ上にあるドアに付いているキズを見えなくしていこうと思います。
ちなみに、事前に水洗いしてあります。
よく分からん、と言う人は、、、
①水で濡らした綿タオルでサーっと拭きます。
②綿タオルをすすいで固く絞ります。
③サーっと水滴を吸い取ってあげる感じで拭きます。
簡単に言えばこんな感じのことをしてあります。
事前に水洗いする理由は、砂や泥が残っていると細かいキズになるからです。
ピッチレスコートを塗っていきます。
しつこい汚れはすでに取ってしまっているので、スポンジには一切力を入れず、キズによって出来た溝にピッチレスコートを刷り込んでいく感じです。
スポンジの動かし方は、円を描いて、たてよこ描いて、逆円を描いて、といった感じです。
すでにピッチレスコートでコーティングされているので、新たに塗っているピッチレスコートが非常によく伸びます。本当はもっと広い範囲を仕上げることも出来ますが、あまり一気にやると写真での説明に使えない写真になってしまいそうだったので、踏みとどまっておきました。
縦にピッチレスコートを塗った白いあとが見えますでしょうか。
これ以上こすっても余分なピッチレスコートをぬぐい切れなかったので、、、
スポンジをひっくり返して、力を全く掛けずに軽く仕上げていきます。
これを「スポンジ戻し」と言います。
ボディの表面に残った余分なピッチレスコートをスポンジに戻すという経済的な仕上げ方法です。
経済的なだけでなく、わざわざ綿タオルに持ち替えて拭かなくてもスポンジだけで仕上げてしまう技でもあります。
スポンジだけでここまで仕上げることが出来ます。
ちなみに、ピッチレスコートにはコンパウンドなどの研磨剤は一切入っていません。
なので塗装を痛めることはありません。
さきほどのピッチレスコートがまだ残っていてもったいなかったので、もう少し左側のキズにも塗っていきます。
力加減は、スポンジが落ちないようにするだけの力でやります。
円を描いて、たてよこ描いて、逆円を描いて、、、と言った感じで。
だんだんとキズが見えなくなっていきます。
力を入れたからと言って速く仕上がる訳ではありませんので、肩の力を抜いてリラックスして楽しみながらやりましょう。
↓↓↓施工前↓↓↓
施工前はこんな感じで写真に写るレベルのキズがたくさんありましたが、、、
↓↓↓施工後↓↓↓
ほとんど見えなくなってしまいました。
ピッチレスコートを使ってこんな感じにキズを隠してしまうことが出来ます。
スポンジ戻しが上手く出来ないという人は、無理せず綿タオルで拭いてしまった方が楽に仕上がります。
慣れてきたらまたスポンジ戻しにチャレンジしてみてください。
この技が出来ると仕上げていくのがもっと楽しくなります。
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