ピッチレスコートは、ボディに使用する場合は洗車後、塗ったら乾く前に直ぐに拭き取る、という解釈で宜しいでしょうか?
お客様からお問い合わせ頂いたことをお手紙にして同封したんですが、ホームページではもう少し詳しく説明していこうと思います。
ご本人が見てくれれば補足になるでしょうし、同じようなお悩みを持った人がいれば参考になるでしょうし。
ピッチレスコートは、ボディに使用する場合は洗車後、塗ったら乾く前に直ぐに拭き取る、という解釈で宜しいでしょうか?
これは一概に言えないんです。
というのも、
・塗った直後の乾く前に拭いた方がいい場合
・半乾きで拭いた方がいい場合
・完全に乾いてから拭いた方がいい場合
があるからです。
手紙にも書いてありますが、僕の経験上、塗装やコーティング(ピッチレスコートのコーティングではなく新車時などに施工したコーティングのことです)が痛んでいると塗った直後の乾く前に拭いた方がいい場合と完全に乾いてから拭いた方がいい場合と2極化します。ただこれも必ずではなく、弟が乗っている約30年ほど前のジムニーではそんなことが一切起きなかったりします。
結局のところ、やってみないと分からないです。
端っこをやってみて確認するしかありません。
上記の記事はスバルフォレスターをやったときのものです。
このクルマでは塗った直後の乾く前に拭き取った方がいいパターンでした。
ちなみに、、、
うちの駐車場に置いてあるタントで実験しました。
右半分はピッチレスコートを塗った直後に綿タオルで拭いて仕上げました。
左半分は午前中にピッチレスコートを塗ってそのままにしてあります。
ピッチレスコートを塗り終わった後、雨まで降ってしまいましたが、別に問題はありません。
ピッチレスコートの塗り方もムラが出るようにわざと超適当に塗っておきました。一応塗り残しだけは無いようにしてはあります。
ヘッドライトが黄ばんでいるのは無視してください。
それだけ古い車だということです。
が、ボンネットの仕上がりはどうでしょう。ものすごくいいツヤが出ましたね。
左側は午前中にピッチレスコートを塗って、昼頃雨が降り、夕方ごろに綿タオルで拭いて仕上げてあります。
また別の角度から。
特に右側と左側で仕上がりが違うということは確認できませんでした。
最高の仕上がりにするために、たっぷり塗って仕上げる「展示車仕上げ」という方法もありますが、塗り残しや汚れを残すようなことが無ければそれほどひどいことにはなりようがない、ということです。
洗車の仕事をして思うこと。
新車の時にコーティングするのは良いことだと思ってはいるんです。
なかには心無い営業マンが「コーティングさえすれば洗車しなくていい」と言って売ったのか、お客様がどこかで勘違いしてしまったのか・または勘違いさせてしまったのか、たまにいます、「コーティングさえすれば一切洗車しなくてもキレイさがずっと続く」と勘違いしている人が。
そういう人に限ってコーティングは大したことがない、とか言います。
僕が思うのは、
たかがコーティングごときで一切洗車せず
キレイに保てるわけがない、ということです。
コーティングが生きている内は、水洗いの洗車だけでもキレイさを簡単に取り戻せますし、ピッチレスコートを定期的に施工することですでに施工済みのコーティングをいつまでも保つことが出来る訳ですが、死んでしまった新車時に施工したコーティングほどタチの悪いものはありません。
なので正しい認識の元、コーティングを活用するのは大賛成なのですが、何もメンテナンスせず死んでしまっているコーティングのタチの悪さを経験しているので、手放しにコーティングを賛成する気にはなれないです。放置するくらいならコーティングなんてしない方がいいと思います。お金の無駄です。美味いものでも食べた方がよほど有意義ですよ。
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