窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

昨日、ピッチレスコートと窓ガラスコートをご購入いただいた宮城県のお客様からこんなお問い合わせをいただきました。

 

お客様からのメール内容
窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

 

今回は、仕事で使っている僕の綿タオルのケア方法や保管方法を記事にしたいと思います。絶対こうしないとダメというわけではありませんので気楽にご覧ください。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか? 窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

スクーターに搭載したボックスの中に、仕事で使う全ての道具を入れてあります。というかコレだけしか持っていません。これだけしか必要にならないとも言えます。

 

窓ガラスコートの綿タオルについて

窓ガラスコートの綿タオルは、使っていくと粉っぽくなりますので、使う前にハタいているだけです。

洗剤での洗濯はおろか、水洗いすらしたことがありません。

洗濯しなくてもOK

洗濯すれば見た目はキレイになると思いますが、使う上で支障がないので洗濯していないということです。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

荒拭き用の綿タオルです。窓ガラスコートが乾いた膜の大部分をこれで取り除く訳ですが、目が粗い分、はたくと結構キレイに出来ます。黒く汚れてきて見た目が悪くなってきたのでそろそろ変えようかなとは思っていますが、使う分には支障ありません。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

仕上げ拭き用の綿タオルです。こちらもけっこう黒っぽくなってきて糸もほつれてきているのでそろそろ変えようかなと思っているところですが、使う上では支障ありません。

それでも綿タオルの汚れがひどくなってきましたら、真っ黒に汚れるP8コート用にしてしまいます。捨てるのではもったいないのでとことん使い倒します。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

スポンジも同じで、使う前にはたいているだけです。使った後は窓ガラスコートでしばらく濡れた状態なので、乾いているときにはたく訳です。濡れたままでもしまえるように左に写っているクッションケースに入れて保管しています。100円均一に売っていたものです。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

綿タオルが手から滑り落ちないようにするための軍手。そうそう汚れないので気が向いたら交換している感じです。たまにこの手袋をしながらP8コートの施工をしてしまったときなどはいさぎよく交換します。P8コートが窓ガラスに付くと曇ってしまい、窓ガラスコートを再施工する手間が掛かりますからね。

 

追記:

暑くて汗をたくさんかくようなときに綿タオルを素手で触ってはいけません。

窓ガラスコートでせっかくキレイにしたところに油膜を塗りつけることになります。

たった一滴の汗も厳禁です。

ポケットに綿タオルを入れて湿らせるだけでもダメです。

このリンク先の記事をご覧いただければよく分かります。

試しに汗を含んでしまった綿タオルで鏡を拭いて実験していますので。

 

ピッチレスコートの綿タオルについて

ピッチレスコートの綿タオルも一切洗いません。

まず僕が使っているのはスーパークロスという特殊な綿タオルです。

耐久性が高く、毛羽が出にくくて、柔らかいのが特徴です。車のボディの仕上げ拭きに使っています。

ファイバークロスのように、重ねて使ったときにタオル同士が滑ることもないので重宝しています。重ねて使うのは厚みをかせいで綿タオルに掛かる力を分散させるためです。

僕はこのスーパークロスを3枚持っています。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

一枚は、洗車の依頼があった時に仕上がったボディの質感を確かめて頂く用のほぼ新品のスーパークロス。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

もう一枚は、ピッチレスコートをスポンジ戻しした状態を仕上げ拭きする用のスーパークロス。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

最後の一枚は、汚れのひどいボディーに対してピッチレスコートを塗ったあと、スポンジ戻しすることなく拭く用のスーパークロス。ピッチレスコートがだいぶ染み込んでいます。

スーパークロスも基本は洗いませんが、

ゴワゴワになってきたら洗いますが、洗い方があります

ピッチレスコートをご購入いただいた時に付属している綿タオルも同じ考え方でオッケーですが、そこまで使い込んでいる人はそうそういないと思うので洗い方は別の機会に記事にします。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

ものすごく汚れているところを拭く用には通常の綿タオルを使っています。若干湿った感じがするしすごく汚れているように思えるかもしれませんが、まだまだ使います。というか「こんなに使いやすくなった綿タオルを洗うなんてとんでもない!」ということです。

ピッチレスコートを含んだ綿タオルは洗ったらもったいないです。
ちょっとした小物なら、使い込んだ綿タオルで拭くだけで皮脂汚れくらいなら落とせるし保護膜効果も得られるし。(例:クルマのキーとか)車内のダッシュボートに積もったホコリもサッとひと拭きで取り除けるし、というような使い方が出来ます。

オイルやグリスなどの汚れを取り除く時は、捨てる用の端切れで対応します。ここまで育てた綿タオルがもったいないからです。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

スポンジに付いた余分なピッチレスコートと汚れをクリーニングするための軍手も洗いません。よく見ると黒くなっている部分に毛玉が出来ていますが、ここまで毛玉が増えてきたらもう交換します。この毛玉はちょっと固いのでボディを擦ってしまうとキズになるからです。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

スポンジと同じく、出来る限りカラカラに乾かさないことが大事です。(カラカラになると綿タオルはゴワゴワになるので)なので僕は使う時以外は箱の中にしまってあります。

 

ピッチレスコートを含んだ綿タオルを使った裏技

ピッチレスコートを拭き取るのに使っている綿タオル(僕の場合はスーパークロスでやります)を使って、窓ガラスを触って付けてしまった皮脂汚れなんかは、いちいち窓ガラスコートを掛けずに、ピッチレスコートに使っている綿タオルで軽く拭き取れてしまいます。ただし、フロント窓ガラスやリア窓ガラスの外側には使わない方がいいです。ワイパーの動作部分に使用すると曇ることがあるからです。もし窓ガラスにピッチレスコートが付き過ぎても、窓ガラスコートをその上から掛けてあげれば曇りません。P8コートが窓ガラスについてしまったときも同じ対処方法です。

 

「綿タオルが汚れた」という言葉の、一般の方とプロでの意味の違い

綿タオルが汚れた、というのは一般の方は「綿タオルが黒くなった」という意味で捉えるかもしれません。

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使用して汚れたタオルはどのように洗ったらよいものでしょうか?

ちなみにこれは、P8コートで使用している綿タオルですが、こういう感じに真っ黒ならなおさらです。「ばっちいなぁ」と言われても仕方ないと思います。

しかし、プロとして仕事をしている僕らは「綿タオルで拭いた時に逆に汚してしまう状態」「綿タオルが汚れを吸いきれなくなった状態」という意味で「汚れた」という言葉を使います。

そういう意味で捉えれば、これは非常に使いやすい優秀な綿タオルに育っていると言えます。P8コートが染み込んでいるおかげで軽く拭くだけでブレーキダストをたくさん吸い寄せてくれるからです。

だから綿タオルが黒くなっただけでは「汚れた」と言いません。支障なく使えるのであれば「汚れた」と言わないんです。他の分野の職人からしても同じで、この真っ黒に使い込んだ綿タオルを見て「その綿タオルいいねぇ」と言われます。

別に強制する訳ではないんですが、一度は綿タオルを真っ黒になるまで使い込んで育ててみてください。

 

ただし、窓ガラスコートで使用する綿タオルがここまで黒くなることはありません。なので何に使う綿タオルなのかということで「汚れた」とする綿タオルの状態は変わります。P8コートなら真っ黒でも汚れたとは言い切れませんし、窓ガラスコートなら粉まみれになっただけで汚れたと言いますし。そこんところははき違えないようにしてくださいね。

 

まとめ

今回お問い合わせいただき、「そういえば、綿タオルの扱い方を記事にしたことがなかったな」とはじめて気づきました。
「どう洗えばいいんだろう・・・?」と悩む方がいると思い、記事にしました。

ひと言にまとめると、

窓ガラスコート、ピッチレスコートで使う綿タオルは基本洗わなくてもOK

ということです。

お客様からこうした生のお問い合わせがあると、記事を作るのにも力が入ります。
お問い合わせいただき感謝します。