フロントバンパーのスモークメッキの汚れに使いたい!!
発送した際に添付した手書きのお手紙です。
このようなお問い合わせをお客様から頂きました。
手紙の中にも書いてありますが、メッキが剥がれているのは問題外として、写真のようにサビてブツブツになっているものはもう取れません。サビそのものはある程度取れますが、「メッキ層を通り越して素材部分まで穴が出来てしまっている」このブツブツまで進行してしまうとどうにもならないことだけはご承知ください。ただキレイには出来ますよ。ブツブツが取れないだけです。
ちなみに写真のクルマはうちのオカンが乗るトヨタアリオンです。買ってからもう15年経ちます。ピッチレスコートで磨き始めたのが半年ちょっとくらい前なので、14年くらいは特別お手入れせず放置されていたわけですからしょうがないです。
それでもピッチレスコートを定期的に掛けていればこれより酷くはなりません。
以前、スクーターの部品の表面に浮いた赤さび(つまり浸食していないサビ)をピッチレスコートで磨いたことを記事にしてありますので、興味があればご覧ください。
サビてブツブツになっているといっても、ちょっと離れてみれば全然ブツブツは見えませんけどね。
ちなみに洗車を2週間ほどさぼりちょっと汚れていました(なにせ青空駐車ですから)ので、ときおりその汚れが見える時があるのはご容赦下さい。写真に見えている範囲は全てピッチレスコートを掛けていますので、汚れているとはいえ色ツヤ輝きは見て取れますけどね。
今回の記事では、お客様が取り組む予定のものとは違い、フロントバンパーでもないしスモークメッキでもないのですが、手近にそうしたクルマがなかったので普通のメッキでの解説になってしまいますが、やり方に違いはありません。
まずは水洗い。ゴシゴシこすってはいけません。とくにスモークメッキはキズが見えやすいと思うので。この後の工程でスポンジで擦るときに砂や泥があるとキズを付けてしまうので、その砂や泥をぬぐうだけの軽い感じにとどめましょう。
プロの水洗い方法はこちらからご覧いただけます。
使用する前に、ピッチレスコートのボトルを何度か振って中身を撹拌しましょう。そしたらボトル口に専用スポンジを押し当てて大きくひと振りします。
そうすると専用スポンジにピッチレスコートがこんなふうに付きますよね。
これが一回で使う量になります。
ちなみに専用スポンジが白いのは、先日弟の軽トラックのドアノブの引っ掻きキズに施工したときに付いたものです。
だけど問題ないのでそのまま使います。その白い汚れをクリーニングする意味で軍手をしています。
仮にメッキ部分の汚れが激しくてもピッチレスコート自体が汚れ落としをしてくれますので、ムキになってゴシゴシ擦る必要はありません。頑固な虫汚れのこびりつきがあればピッチレスコートを塗りつけてふやかしてあげると超カンタンに一発で取れます。なかなか取れない時はピッチレスコートを塗りっぱなしにしておくこともありますし、汚れだけをツメでコリコリしたり、または軽い力で専用スポンジを動かす回数で攻めていくようにしてください。
相手はメッキなのでピッチレスコートが吸い込まれることなく非常に伸びますので、ガンガン伸ばしていきます。この時の専用スポンジの動かし方の基本は、円・縦・横です。
汚れ方にもよりますがこのメッキ部品の大きさであれば、さきほど付けた一振りの量で充分です。まんべんなく塗り込んでいきながら、汚れがあればその部分を念入りに擦ります。だけど力は要りませんよ。押しつぶしても写真位の力加減でいいですからね、疲れますので。
それから専用スポンジをひっくり返しまして、スポンジ戻しをします。
これは余分に付いたピッチレスコートをスポンジに戻す技です。といっても難しいことはなく、ピッチレスコートで湿っていない面を使って超軽く撫でるだけです。(だから専用スポンジをひっくり返す訳です)それだけのことですが、仕上がりはすごくキレイなので、いちいち綿タオルに持ち替えずに素早く仕上がりを確認するのに重宝します。
スポンジ戻しが出来ない、面倒くさいという人は綿タオルで最初から拭いてしまってもOKです。
最終的には綿タオルで仕上げ拭きしますし。
2分あれば出来る作業でしたが、ピカピカになりました。
普段の洗車では、ボディをやりながらついでにやってしまうのでこのメッキ部品だけ磨くなんてことはしませんが。
写真写りがいいだけのマジックなんじゃないか?と思われてもしかたないかもしれませんが、今回の写真は全部iphoneで撮りましたので、肉眼で見えるのとそう大差ない写真になっています。
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