静岡市葵区古庄Mさん ドカティムルティストラーダ1200S カウル、スクリーン、プラスチック樹脂、タイヤホイール磨き
某バイク屋勤務のMさん。
実は僕が仕事用に載っているバイク、ヴェクスター150の営業担当さんでした。
何度かお話ししているうちに、彼が面白い人だということに気が付いた。
なので、僕が磨いたヴェクスター150を自慢しに、Mさんの働くバイク屋に行った。
「なんすかこれ!?めっちゃぴかぴかじゃないですか!?」
案の定、驚いていた。
そらそうよ、僕が磨いたんだから。
Mさんとはその後も何度か話しをした。
仕事としてバイクに携わるだけでなく、Mさんはバイクや乗り物が純粋に好きなんだなと思った。
なので、僕は思い切って提案してみた。
「なんなら、Mさんのバイク、どのくらいキレイになるか磨いてみようか?」
そして、僕の家に来てもらって一緒にバイクを磨くことになりました。
ちなみに僕が面白いなと思った人は、だいたいどこか変わっている人です。
Mさん曰く、「自分からバイク買っている人はだいたい変わっている人が多い」とのこと。
うん、まぁ、お互いそういうことだな。
Mさん、休日にもかかわらず、なんだか仕事をしていたみたい。
予定の時間より少し遅れて、お昼ちょい前に僕の家に到着。
少しお話しして早速取り掛かる。
まずは軽く水洗い。
そして「一番気になるところは?」の質問で指摘があったのは、ヘッドライト上の樹脂が白くなっていること。
スクリーンを外して、ヘッドライト上の樹脂の一部分をP8コートで仕上げるが、いつも通り写真を撮るのを忘れた。
続いて、カウル部分。
磨いてあるヴェクスター150のカウルは、ピッチレスコートがバリバリ掛けてある。
ドカティムルティストラーダ1200Sのカウルは、まだ掛けていない。
専用タオルで滑りを比較、違いを確認してもらう。
「全然違いますね。」
じゃぁ、ピッチレス掛けたらどうなるかやってみましょう。
まだ新しいスポンジでしたので、まずはスポンジを慣らすところから。
カウルにピッチレスコートを掛け始めているところ。
たて、よこ、円を細かく描いて、少しずつ仕上げていくとキレイに仕上がるよ。
で、最後に専用タオルで拭き上げで仕上がり。
何にも難しいことはない。教えられれば誰でもその場で出来るようになります。
最初、左半分だけ仕上げて、仕上げていない右半分と比較。
「全然ツヤが変わりましたね!タオルの滑りも違う!」
だんだん、ノッテきたね。
テンションが上がるたびに、写真を撮り忘れる。
続いて、ホイール部分。
どうにも黒い部分が白くなってきてしまっているのが気になるとのこと。
ホイール左半分を仕上げたところ。
ブレンボキャリパー左のフロントフォーク部分も、部分的に仕上げてある。
もともとこんな色していたんだね、驚き!
だけど、やったことはP8コートを塗って、綿タオルで拭いただけ。
野ざらしにしていたバイクにごめんなさいをしないといけないね。
リアホイール。
ホイール、タイヤ、樹脂部分、カーボンフェンダー、、、見事にみんな泥だらけ真っ白け。
これは磨かなきゃもったいない!
リアホイール周りの黒いパーツをご覧ください。
さっきの写真では泥だらけで真っ白でしたが、黒光り、めっちゃくちゃ引き締まりました!
やったことと言えば、P8コートをぬりぬりして、綿タオルで拭いただけ。
それは目の前で見ていたMさんが一番よく知っている。
途中、コーヒーブレイクをはさみながら、あっちをやってみたり、こっちをやってみたり。
「ここに来た時に、このバイクこんなキレイだっけ?」
そんな驚きを交えつつ、わいわい楽しみながら自由気ままに磨いていく。
Mさんからバイク屋裏話を色々聞かせて頂いた。
ただそれはこの場にいた人間だけが聞くことが出来たお話し、だから内緒。
「あれ~!?スクリーンにこんなに顔が映ったっけ?」
大きなキズは消えないまでも、小さなキズは見えなくなり、角度によっては新品のように虹色に光りだす。
スクリーンの特殊な仕上げも、もう覚えたよね。
ピッチレスコートで施工していけば、スクリーンが経年劣化で黄ばむこともないから安心。
最後にミラーも仕上げる。
窓ガラスコートで仕上げるから、めちゃくちゃキレイになる。
結局なんだかんだで一通り仕上げちゃいましたね。
とても2万キロ走ったバイクには見えない。
「このまま店頭に並べたら売れますよ、これ」
バイク屋で磨きを担当している人にそう言われたら、僕も悪い気がしない。
Mさんも貴重な休日だったに違いないけど、楽しそうで嬉しそうだった。
僕も一日思う存分楽しませてもらいました。
時々でいいから、また遊びに来てくれると僕はさらに嬉しいです。