ぶつけた時、他の箇所は直したのですが、1センチくらいの線状のキズ?というか、裂け目から中が錆びているらしく、ボディにサビの色が染みてきているのを消してみたい。

無料サンプルWAXお試しのお申込み時に、どのようなことに使うかのコメントを頂きました。

 

使用目的がクルマということで、、、

とりあえず、ドアノブの引っ掻きキズと…
ぶつけた時、他の箇所は直したのですが、1センチくらいの線状のキズ?というか、裂け目から中が錆びているらしく、ボディにサビの色が染みてきているのを消してみたい。その効果によって、全体に使うか検討してみたいと考えています。

というコメントでした。

 

ドアノブの引っ掻きキズに関しては、、、

以前にボロッボロのドアノブをキレイにした記事や動画があります。お客様のクルマがこれより酷いことはないと思いますので、想像以上にキレイになるはずです。

ご安心ください。

 

1センチくらいの線状のキズ?というか、裂け目から中が錆びているらしく、ボディにサビの色が染みてきている

この錆や、色が染みてきているのが大きな課題ですね。(見てはないのでどのような状態かまでは分かりませんが、、、)

間違いなく言えることとして、錆が浮いているということは、塗装を突き破って下地の鉄板がむき出しにされてしまっているということです。

ちなみに、、、

これはダイハツタントのドアについたキズですが、結構深いキズとはいえ下地の鉄板まではむき出しになっていない状態です。この程度のキズは数えきれないほど付いています。

 

「もっとスゴイ傷ないかなぁ~?」とぐるっと見回したところ、ありました。

 

ピッチレスコート、窓ガラスコートでツヤツヤではありますが、10万キロに到達しようかという走行距離を走っています。ついでに最近洗車をサボり気味のクルマです。

タイヤの左側にご注目下さい。(後部ドアのサイドシル部分)

縁石でガリっとやった線上のキズがあるのが見えますでしょうか。

ちょうどお客様がおっしゃるようなキズがあるので実験台にしましょう。

アップにするとこんな感じです。

線状というか帯状と言っていいくらいの「やっちまった」キズですね。(ちなみに中古車として3か月ほど前にうちに来た時からこうなってましたから、これやったのは僕じゃないですよ汗)

しかも何もせず放置されていたようですので、サビが深くなっています。

今回使ったのは、固めの豚毛?の歯ブラシです。

歯ブラシの先端にピッチレスコートを付けて磨いていきます。

けっこう固い歯ブラシが写真のようにたわむくらいに力をいれてゴシゴシしました。

キズで出来た溝の中にピッチレスコートを刷り込んでいく感じでゴシゴシです。

指で示している写真が施工後です。

固い歯ブラシで、しかもかなりゴシゴシしてもこのくらいしかキレイになりませんでした。

もしこれを歯茎にやったら血だらけになるくらいに力を入れました。

表面に浮いていた薄茶色いサビは取れましたが、がっちりしたサビまでは取れませんでした。

塗装を固い歯ブラシでキズにするリスクを負った割に、、、というのが僕の感想です。

 

あと塗装色がシルバーだから固い歯ブラシでこすったあとが見えにくいですが、これが黒や紺などの濃い色だとこすったあとが見えるかもしれません。やり方によりますが。

なので、このやり方はあまりお勧めしません。

どうしてもキレイにしたかったら、ここまでのキズとサビではもう板金塗装しかないと思います。

整備士の資格を持つ弟も同じ意見でした。

 

人間で言えば、「メスを入れて何針も縫った傷跡をお化粧だけで隠し切れるか?」という感覚と似ています。目立たなくはなるけど隠し切れないということです。

板金塗装にお金を掛けずにお手軽に行きたいとご希望なら、、、

「今よりサビを進行させないようにする」という意識で取り組んだ方が良いと思います。

 

そうなってしまったことに嘆いてもしょうがありません。

全体を水洗いしピッチレスコートを掛ければ見違えるキレイさになるはずです。

うちのダイハツタントですが、、、

小さい子供が4人いる家族で乗っていたクルマらしいので塗装はキズだらけ。

しかもそんなにお手入れされていない状態で今年うちに来た走行距離10万キロに達しようかというクルマです。(しかも最近洗車をサボり気味)

それでもぱっと見そんなに走行距離を走っているクルマには見えないくらいには仕上げることが出来ます。

その辺についてはどう思うかは人それぞれ、どう対処するかはお客様次第です。

 

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