イノシシが捕れましたので、さっそくBBQしてみた
なかなかイノシシ捕れないね~、、、なんて言ってたら捕れました。
オスのイノシシ。体重は・・・測りはしませんでしたが弟が今まで捕った中で最大とのこと。
仕留めた直後、記念に一枚。
ちなみに、記事の中にグロい写真は一切ありませんのでご安心ください。
仕留める(止め刺しと言います)のも大変でしたが、トラックに乗せるのも大変。
人間と同じくらいの大きさです。
トラックからちょっとはみ出しています。
運ぶ途中、人の目に触れると何かと問題が起きそうなのでシートで隠す。
山の中は寒い寒い。
濡れている路面がこんな感じで凍るくらい。
だけどイノシシとの格闘で汗だくです。
家に帰るなり、イノシシを解体。
これは時間との勝負。
皮を剥ぎ、枝肉にし、骨抜きをする。
普段何気なく肉を食べていますが、肉にするまでこんなに大変とは思いませんでした。
僕も解体に初挑戦したものだから、そのときの写真は一切撮れませんでした。
一日冷蔵庫で寝かしたイノシシの肉。
僕は食べたことが無いので、興味津々。
炭で焼いて食べることにしました。
BBQを見越して、山に行ったときにさくらの木を拾っておいた。
燻製にも使われるくらい、火を点けるといい香りがするんです。
火を起こして、ビールを用意してと、このあたりは手慣れたものです。
味付けは岩塩とコショウのみ。
今回のイノシシは脂身がほとんどなかったので、赤身の肉にはゴマ油を付けました。
写真に写っているのは、あばらの部分と内ロースです。
野生のものなのでしっかり火を通して頂きます。
よく、イノシシの肉は臭いとか固いとかいう人がいます。
知り合いの猟師などから肉を分けてもらい食べたんだと思います。(またはファーマーズマーケットとかで購入?)
僕が食べた今回のイノシシは、変な臭いや固さは一切ありませんでした。
固いというよりは豚肉より弾力があるという感じでした。
イノシシを暴れさせず、いかに素早く止め刺しするか。
そうしないと毛細血管に血が回ってしまいます。
さらには、内臓抜きや血抜きをどれだけ素早く丁寧にやるか。
この辺りの下処理によって、肉の質が大きく左右されます。
よく聞く話しは、猟師自身が要らないと判断した肉を捨てるくらいならと、欲しい人にあげるという行為です。
当然、要らないというのは食べても旨くないから要らないわけで。
まずい肉には理由があります。
・鉄砲の弾が当たり血肉となった部分
・内臓を抜く際に内容物をぶちまけてしまった
・血抜きがしっかりできていない
・止め刺しまでに時間が掛かり、毛細血管に血が回ってしまった
猟師である弟の話しを聞いていると、このようなことを言っていました。
美味しい肉を食べる、という意味では、鉄砲でやる猟より罠でやる猟の方が、肉としては上質なものが手に入ると感じました。
ただどちらにしても、猟師によっては衛生観念が乏しい方もいます。
内臓を抜く際に内容物をぶちまけてしまったら、もう最悪。
肉としては臭くて食べれたものではありません。
魚でいうところの、苦玉を潰してしまったのと同じですね。
まぁ、食べる時はそんな難しいことは置いといて。
ひたすら肉を食い、
ビールを流し込む。
試食と言いながらも結構な量を平らげてしまいました。
イノシシの肉は豚肉と違い、脂っこくてもしつこくないのがいいですね。
胃もたれせず、案外食べれてしまいます。
もう少し時間を置いて、熟成させたらもっとうまいかもしれません。
たくさんあるので、また何日かしたら食べてみようと思います。
BBQ中に、家の前で工事がはじまった。
なんか仕事している人の前で酒飲んだり肉食ったりして、ちょっと申し訳ない感じがした。
BBQコンロに付いた肉の油を焼き切るために、残った薪を投入。
ついでに暖を取る。
最後は焚火の残り火を眺め、本日の締めとしました。