オートバイの風防やスクリーンのキズ消しにも使える!スズキキャリィのくすみまくったズタボロドアバイザーにツヤ輝きと透明度を取り戻す方法
なにかの偶然か「オートバイの風防やスクリーンについた小キズをどうにかしたい、、、」というお問い合わせが僕のところに立て続けに寄せられました。
風防とかスクリーンというのは、オートバイやスクーターに乗るときに風が体や顔に直接当たらないようにする快適な運転には欠かせないアイテムです。
その分、飛び石、虫の汚れなどにさらされやすい部分でもあります。下手に洗車をするとすぐにキズだらけになってしまい、白く曇ったようになり透明度を失うというやっかない部分でもあります。
新品に変えちゃえばいいか、というとそうもいかないんです。
プラスチックといっても、ポリカーボネートというガラスの250倍の強度がある樹脂がよく使われていて非常に高いんです。参考までにホンダのジャイロキャノピーのフロントスクリーンはたしか新品を買うと、、、
7~8万円くらいします。原付が買えるくらい高いんです。
お客さんから聞いた話ですが、「交通事故をしたときに社外品の安いスクリーンは割れて破片が体に刺さった!!」ということがあったらしいです。
まぁ安いものには何かしら理由があるし、高いものにも相応の理由があるということですね。見た目は一緒かもしれませんが。
で、風防やスクリーンについた小キズについて問い合わせのあったお客様には「こうするとキレイになりますよ」と説明してはきたのですが、「本当にキレイになるんだ!」という決定的証拠を見せつけたくなってきました。
しかし、ちょうどよいオートバイなりスクーターがなく困っていたところ、弟の軽トラック(スズキキャリィ)のドアバイザーが目に入り、「これで動画取るか」となったわけです。
ちなみにドアバイザーはアクリル製です。(たぶん)
山に入るから木の枝が結構当たって結構キズだらけになります。(ピッチレスコート施工後に撮った写真なのでドアバイザーだけ異様にピカピカになっちゃっていますが。。。)
今回撮った動画や写真は、オートバイやスクーターの風防やスクリーンのキズで悩む方に向けた超有益な情報となる[永久保存版]の記事です!
大いに期待して下さい!
目次
施工前の状態
ピッチレスコートで磨く前は、こんな有様でした。くすんでしまって白っぽくなり透明度が失われ、木の枝が当たってキズだらけです。ろくに洗車していないんでこうなるのは当然と言えば当然。
施工動画
「こんなボロボロじゃキレイにしたところでたかが知れてるでしょ?」と思われてもしょうがないほど曇ってしまってキズだらけですが、僕にはキレイにする自信がありました。
だって写真や動画に撮っていなかっただけでやったことあることだし。
ご覧になっているみなさんに誤解がないように言いますが、、、
施工に使用しているピッチレスコートにはコンパウンド等の研磨剤は一切入っていません。
薬品で表面を溶かすタイプのケミカルでもありません。
そして、フォトショップ等の画像編集も一切行っていません。
それでは、どこまで透明度を復元できるのか、どうぞご覧ください。
キズだと思い込んでいた部分を磨くと、実は汚れだったということで想像以上にキレイになるパターンが意外と多いです。キズが付いた時はガッカリしてしまうものですが、諦めてしまう前にピッチレスコートで磨いてみましょう。想像以上の結果が得られることがありますよ。
ドアバイザーの素材はポリカーボネートではなく多分アクリルだと思いますが、透明度が求められるプラスチックという意味ではやり方は同じです。
なので、オートバイの風防・スクリーン・バイザーや、さらにはヘルメットのバイザーにも使えるわけです。
こんな感じで有益な情報を提供していきますので、YOUTUBEのチャンネル登録でお見逃しなく!
オートバイのスクリーン等の安全にかかわる部分に使う時の注意点
ドアバイザーは透明度が落ちようが安全を損なうことはありませんが、安全にかかわる透明度が求められるところは
ピッチレスコートを掛けた後は窓ガラスコートを必ず掛けてください。
風防やスクリーンにピッチレスコートを掛けてキズが消えて良かったね、で終わらせてしまうとあとで曇ることがあります。ひどい曇り方をすることはないとは思いますが、一応念のため。(新品みたいにキレイになるためちょっとの曇りが気になるんです。)
ちなみに、普段のメンテナンスは窓ガラスコートだけでオッケーです。
もし再度キズが目立つようになってきたり取れにくい汚れが付いたりした場合は、ピッチレスコートを掛ければいいんです。
ドアバイザーにも窓ガラスコートを掛けたい人は掛けてもいいんですが、僕はボディをメンテナンスするときに一緒にピッチレスコートを掛けてしまう人なので、ドアバイザーには窓ガラスコートは掛けない派です。
絶対にやっちゃダメなことがあります。それは、、、
クルマのフロント窓ガラス等に付いたワイパーキズへのピッチレスコートの塗り込みです。
僕はやったことはないですが、必ず曇ります。危ないので絶対にやらないでください。
コンパウンド等の研磨剤で削ってキレイにする場合のデメリット
一般に市販されているコンパウンド等の研磨剤(ピカー〇やサンエー〇ールなど)を使用して磨けば、キズから汚れから全て取り除くことが出来ます。
プラスチック専用品であれば、目も細かいでしょうから削りも最小限に抑えられると思います。
作業したときにはそのキレイな仕上がりから「おーキレイになった!」と満足感に満たされることでしょう。
しかし、ポリカーボネートという樹脂は紫外線による劣化に弱いため、表面にハードコートがしてあることはご存知でしょうか。コンパウンドで磨けばハードコートも削り取ることになるのは避けられません。
クルマのヘッドライトの素材もポリカーボネートですが、ハードコートがしてあっても黄ばむんですからいかに劣化に弱いかということは、みなさんもよくご存じかと思います。
YOUTUBEやネットで検索すれば、コンパウンド等の研磨剤で削る、耐水ペーパーで削る、燃料アルコールで拭くなどを紹介する記事や動画がありますが、単なるその場限りのキレイさでしかありません。ハードコートを痛めつけたり、はぎ取ってしまう方法なのでキレイさを維持出来ません。身の回りの物で代用して何とかしようとすることが目的なのか?と思ってしまうようなものばかりです。
車検も通らないようなまっ黄色ではコンパウンド等の研磨剤で削るのも仕方がないとは思いますが。安易にとっていい方法だとは思えません、あくまで最終手段にした方がいいと思います。
僕はプロとして洗車を仕事にしていますから、たとえお客様がすぐに別のクルマに乗り継ぐこととなったとしても10年後20年後の未来においてたとえ100回1000回洗車しても、新車のようにキレイなままで維持していけることを念頭に置いた方法でお手入れさせてもらっています。
そこにコンパウンド等の研磨剤で磨くという「甘えた」方法に頼る余地は一切ありません。
難しいことのように聞こえるかもしれませんが、ピッチレスコートをはじめとしたクリーティングWAXを使用し、力を掛けずに施工するということさえ守っていれば誰にでも出来ます。それをみなさんにも知ってもらって使ってもらおうと情報発信しているわけです。「僕は凄いんだゾ!」と自己満足に浸るためではありません。
コンパウンド等の研磨剤で安易に削ってしまう前に、目的をはっきりさせましょう。
キズや劣化した部分を削って物理的になだらかにしたいのか、
それとも透明度を上げて視認性を良くしたいのか。
前者であれば、コンパウンド等の研磨剤で削ればいいと思います。しかし、そのデメリットとしてハードコートも削ってしまうわけですから、恐ろしく劣化するスピードが早まります。なんらかの保護が必要です。
後者であれば、透明度が上がって視認性が良くなればいいわけですから必ずしも削る方法に頼る必要はなく、その方法の一つにピッチレスコートがあるということです。
ピッチレスコートにはコンパウンド等の研磨剤は一切含まれていないので、動画にあった通り削ることなくキレイになる訳です。
僕はオートバイ歴18年の中で約30台ほどのオートバイを乗り継ぎ、オートバイのフレームから完全自作(公差1/10mmものによっては1/100mmの精度)のために図面を引きMIG溶接TIG溶接からフライス旋盤まで扱い、強度実測定まで行った上で長距離ツーリングの実走行を重ねてきた経験から言わせてもらいますが、、、
普段のメンテナンスにおいては特に
削るということを安易に選択すべきではない
と思っています。他に手がなく仕方なしに削る、最終手段として削る、と考えています。
塗装でもポリカーボネートでもそうですが、コンパウンド等の研磨剤で削るということは少なからず「寿命も削っている」と解釈しても大げさではないと僕は思います。
普段のケアもろくにせず黄ばんでしまったからと言って削られてしまうのでは、ハードコートがあまりにも可哀そうじゃありませんか?
だから僕は一切削ることをせずに、黄ばませることなくキレイに維持することにこだわる訳です。
すでに黄ばんでしまったもの(多少なら)が依頼されてもハードコートを延命させることにこだわる訳です。
そのために必要なケミカルがピッチレスコートをはじめとしたクリーティングWAXという訳です。
以前に中古で買ったホンダジャイロキャノピーのスクリーンをピッチレスコートで磨いたことがありますが、右半分を施工してあるにもかかわらずそこまで透明度が戻りませんでした。これはもう表面が物理的に劣化しボロボロの状態です。もしこれを新品のようにしようと思うなら、一度表面を全て研磨したあとハードコートを掛けなおすしかないと思います。ただそこまでやるのなら新品買った方がいいんじゃないかとは思いますが。ろくなお手入れをしなければこのようにツケを払わされる訳です。(中古で買ったときにすでにこうなってましたが。)
一番の理想は、、、
まだ劣化が始まっていない内にポリカーボネート表面に施工されているハードコートをピッチレスコートや窓ガラスコートでケアしてあげるということです。いつまででもキレイなままで維持できます。これが恐ろしいほどにカンタンです。
僕が言っている「いつまででも」という耐久性について誤解があるといけないので、少し前に記事にしましたので興味ある方はどうぞ。
ピッチレスコートは塗装にも使えますから、クルマやオートバイ・スクーターの外装を一つのケミカル品で対応出来てしまう便利さがあります。めちゃくちゃシビアなお客様を論より証拠で満足させ、アホみたいにこだわる僕みたいなヤツをうならせる、かといって扱いは難しくないしある意味ズボラにそこそこキレイにするだけという要望にも使える不思議なケミカル、それがピッチレスコートです。
無料サンプルWAXあるよ
動画を見ても「実際やってみるまでは信じません!」という人には、
無料サンプルWAXをご用意しています。
それだけ誇大広告が多い業界でもあるし、お客様からすれば僕はどこの馬の骨かもわからない人間だから、「論より証拠」ということで無料サンプルWAXの提供をしています。
あと施工中の写真や感想なんか送ってもらえると、嬉しいです。情報発信していると「どう思われているんだろう?」とか「ちゃんと出来ているのかな?」と思うことがよくありますが、何かしらの反応がお客様からあるというのは単純に嬉しいものなんです。
気に入ったら買ってね。
過去の成功事例と失敗事例
この方法を今まで人に教えてきた中で、思った通り上手く行った時と上手く行かなかったときがあります。その事例をご紹介します。
上手く行った事例
上手く行った例としては、バイク屋勤務で磨き担当ドカティ乗りMさんが自ら磨いたドカティムルティストラーダのフロントスクリーン。あとヘルメットのバイザー。「あれ?こんなに見えたっけ?」という感想を頂きました。
上手く行かなかった事例
逆に失敗した例は、スクリーンがボロボロ過ぎた例です。
以前ホンダのジャイロキャノピーのスクリーンを磨いたことがあったけど、あまりに劣化しすぎていて復元できませんでした。物理的にボロボロになってしまってはさすがのピッチレスコートでも透明度を多少良くは出来ても新品の様にはできないです。
まぁ、これはある意味でダメもとでやってみたことでもあり「やっぱりダメか」という感じでしたが。
逆に新品に近いものやまだ劣化が始まっていないころからピッチレスコートでケアしてあげれば、いつまででもキレイなままで維持することが出来ます。
ピッチレスコートや窓ガラスコートの保護膜効果で、キズも汚れも付きにくくなり、劣化から守ることが出来ます。
施工済み部分と未施工部分の対比写真
右側だけピッチレスコートで磨いてあって、左側は水拭きしただけで手付かず状態の対比写真です。
かなりボロボロに見えても物理的な劣化にまで進んでいなければ復元できることが動画や写真で撮れたのは大収穫でした。
オートバイやスクーターの風防やスクリーンのキズで困っている方にとって、大変説得力のある証拠となりますので。
施工後
元の状態がどうだったか思い出せないくらいにキレイになりました。
ズタボロ状態だったのが、これだけキレイになるんですから上出来じゃないでしょうか。
お客様の声
無料サンプルWAXお試しをされて喜んで頂いたお客様から写真を送って頂いたことがありました。
そのときの記事です。
写真を送ったからといって、お客様にとって何のメリットもありません。喜びのあまり思わず写真を送ってしまったという感じでしたので全く嘘偽りありません。
このようにビフォーアフターの結果報告していただけるのは、純粋に嬉しいと同時にありがたいです。
今回の動画撮影で一番苦労したこと
僕は施工そのものもそうですけど、撮影も一人でやっています。
誰かがカメラを構えてくれているわけではありません。
施工中にカメラを構えていられるほど器用ではないので、カメラのセッティングには非常に苦労しました。
最終的に三脚をガムテープでドアに貼り付けるという方法でなんとか撮影したわけです。
県道を通るクルマから「あいつは何をやっているんだ?」的な視線はバシバシ感じました。
あと困ったのが、陽気がいいを通り越してあまりに暑かったので、デジカメがオーバーヒートを起こして何度も電源がダウンしてしまいました。
しょうがないのでアイスまくらで強制的に冷やしました。触ると確かに熱かったです。
カメラの位置決めに一番時間を取られていて、その間、直射日光にさらしてしまったのが悪かったですね。撮影なしで施工するだけならもっとサッサッやってすぐ終わる作業も、撮影となると色々トラブルに見舞われます。それでもいい絵が撮れたと思うので頑張った甲斐がありました。
ある意味、お客様には何の関係もない話ですが、眩しいし暑いしカメラのセッティングに苦労したこともあり、少しだけ裏話をしたくなりました。
この記事がみなさんの抱える問題の解決に繋がれば幸いです。