オートバイにすぐにホコリがつく

お客様からお問い合わせをお手紙にしたんですが、ホームページではもう少し詳しく説明していこうと思います。

ご本人が見てくれれば補足になるでしょうし、同じようなお悩みを持った人がいれば参考になるでしょうし。

もし、「聞きたいこととズレている」とか「こういう場合はどうなの?」とかありましたら、ご本人でなくてもお問い合わせいただければ嬉しいです。

 

オートバイにすぐにホコリがつく

 

僕の家のクルマも仕事で使うスクーターも、青空駐車に加え、家の目の前にある高速道路の高架下と近所の未舗装の駐車場から風で砂ぼこりが舞ってきます。雨上がりに風が吹くと最悪です。

次に乗るときには気持ちよく出発できるように、、、と洗車しておいてもすぐにまた汚れてガッカリする気持ちやウンザリする気持ちがよく分かります。

塗装には雨粒のポツポツとした汚れの跡、シートを触ればザラっとした感触、黒い樹脂は真っ白け。

どのようなコーティングをしていても「ホコリが舞えば付着する」という物理的なことそのものからは避けられないまでも、ピッチレスコートや窓ガラスコートを施工しておけば「洗車してキレイにする労力が減る」ということに視点を移していただいてその参考になればと思います。

 

今回はそんな「ピッチレスコート等が掛かっていれば、どれだけ洗車が楽か?キレイに維持することが楽か?」ということをお伝えしたいと思います。

 

オートバイではないですが、僕が仕事で使っているスズキのベクスター150というスクーターを例に解説していきます。

 

物は本日送りましたので、4/24か4/25には届くと思います。

 

1か月以上は洗車しないでいた汚れの確認

ぱっと見キレイに見える僕のヴェクスター150。でも近づいて見ると、、、

たくさん砂ぼこりやら花粉やら黄砂やら、よく分かりませんがたくさん付いてます。

足を乗せるステップ部分のゴムシートも泥や黄砂花粉やらでだいぶ汚くなっています。

ミラーにもポツポツと汚れが付着しています。

フロントカウルには、何かが飛び散ったときの付着物が付いてました。

 

ゴシゴシしない軽い水洗いのみで汚れを全て落とせます

一か月以上洗車していなかったとはいえ、すでに何度もピッチレスコートや窓ガラスコート、P8コートを施工してきているので、水洗いだけで傷を入れることなく汚れは落とし切れます。

一番面積の広いフロントカウルでやってみます。ちなみにプロがやる水洗いについて詳しく知りたい方は過去の記事をご覧ください。

簡単に言ってしまうと、①ゆるく絞った綿タオルでおおまかな汚れを軽くサッと取り除き、②固く絞った綿タオルで残った水滴を軽くサッと拭き取る。これだけです。

まずは水滴がポタポタ垂れない程度にゆるく絞った綿タオルでサッと拭きます。

ピッチレスコートで汚れが張り付きにくくなっていますので、これだけでたいていの汚れは取れます。鳥のフンなどのこびり付く汚れは綿タオルに含まれる水分でふやかしてあげれば一発です。

過去に鳥のフンを付けられたことがあったので、傷を付けずに取り除く方法を記事にしてあります。

ピッチレスコートがまだまだ効いている証拠として、撥水しています。

固く絞った綿タオルでサッと軽く拭いていきます。綿タオルは落っことさない程度には支える必要がありますが、押さえつける必要は全くありません。なので、拭くというよりは撫でるだけで、、、

フロントカウルに付いた水滴は一発で水切れします。どんなにゆっくり拭いても水滴が残るようだったら綿タオルをすすいで再度固く絞って使います。

こういう隙間には固く絞った綿タオルを突っ込んで拭いてしまいます。あまりたくさんの砂ぼこりが堆積している場合は、ピッチレスコートを刷毛に付けてコーティングしつつ汚れ落としします。なるべくキズを付けずに汚れ落とししたいので。

無塗装の樹脂の部分もついでだったので水拭きしました。形状が複雑だとそこに汚れが溜まるんですよね。

隙間は綿タオルを突っ込んで対応します。

ピッチレスコートが施工してある状態であれば、水拭き一発だけでここまでキレイに出来ます。ちなみにこのスクーター一台を水拭きするのに10分程度だと思います。

このやり方のメリットは、水を掛けないので部分施工が出来るという点です。一度に全部をキレイにするとなると「洗車するぞ!」と気合を入れる必要があると思います。だんだん億劫になって放置となるのはよくあるパターンじゃないでしょうか?

また、水を掛けることはおろか洗剤を一切使用しないので、隙間に汚れが溜まることを誘発しません。やったらやっただけキレイになっていきます。

水を掛けずに、洗剤も使わずに、キズを入れないで水洗いをするために人間に求められるスキルは、力を入れないということです。洗車に限らず清掃において、力を入れるということは何かが間違えていると僕は思います。キレイなものをキレイなままいつまでも保つ、汚れてしまったものをいかにキズを付けずにキレイにするか、ということにおいて力を入れないというのは基本であり極意でもあると思います。使う道具が全く同じでも、僕がプロとして洗車や窓掃除の依頼を頼まれるのはそこにあると思います。(ちなみにビルメンテナンス業者やハウスクリーニング業者からヘルプを頼まれることもあるくらいに仕上がりのレベルが違います)

とはいえ、見様見真似でも経験を積みながらゆっくり丁寧にやれば誰でも出来ます。道具の選定と道具の使い方さえ間違わなければ。

 

撥水性と色ツヤ輝きを保つため、ピッチレスコートでライト仕上げする

水洗いをすればどうしてもピッチレスコートは多少落ちます。(神経質になるほどは落ちませんが)また水洗い直後は砂ぼこりなどが取り除かれた状態にあるので、ピッチレスコートの保護膜を補充します。

ピッチレスコート用の指先が出るようにしてある軍手をはめます。前回の記事でも説明しました、スポンジに付いた余分なピッチレスコートや汚れをクリーニングする意味の軍手です。手が汚れないようにするための軍手ではありません。

ライト仕上げでもフル仕上げと同じように、この量しか使いません。ボトル口にスポンジを当てて、ボトルを大きく一回振ってスポンジにピッチレスコートを付けてください。

セオリー通り、ヘッドライトでピッチレスコートをスポンジに馴染ませましょう。

スポンジの状態はこんな感じになっています。これで準備完了。

スポンジを一切押しつぶすことなくサッサッサッと撫でるだけです。

どうしてもライト仕上げにおいて、スポンジで塗っただけでは厚く塗れた部分と塗れていない部分が出来るので(目に見えるムラ、目に見えないムラ)、必ず綿タオルで仕上げ拭きします。

これで仕上がりです。ツヤっとした感じがいいですね。僕はこのパール色が結構気に入ってます。

ちなみに、スクーターのカウル程度でしたら、ライト仕上げは5分かかりません。

クルマのような面積が大きいものでも、僕のオカンが乗っているアリオン(普通車)で15分程度です。僕がやっているところを見ると、「本当にそんなんで塗れてるの?」と疑問を持たれるのですが、ピッチレスコートが非常に伸びるという特性をちゃんと理解して、正しい工程を踏めば、従来の常識を覆すような洗車方法による色ツヤ輝きを維持することが可能です。

その証拠に、仕上げたところの滑りを綿タオルで確認してもらうと一発で分かります。

あとあまり口外していないのですが、ある程度スキルを身に付けた人にだけ、通常のピッチレスコートの上位モデルを販売しています。それは汚れ落としの能力は通常版より落として、保護膜の方を強化したものです。ライト仕上げがしっかりできる人でないと、ムラになります。またムラが通常のピッチレスコートより取り除きしずらいので、今のところあまり宣伝していませんでしたが、気になる人はお問い合わせください。より上のレベル・高みがあります。

 

P8コートを塗り黒い樹脂に潤いを与えクッキリ黒々させる

フロントカウルには未塗装の黒い樹脂部分がありますので、そこはピッチレスコートよりP8コートの方が施工しやすいのとキレイに仕上がります。

歯ブラシでもいいんですが、僕はハケの方が好きなのでハケに適量垂らします。

1か月以上、洗車していないとはいえ、すでに何度もP8コートを塗っていますのでそこまではっきりと黒く復元したなぁ~!という風にはなりません。ただこのスクーター、すでに10年経っています。そして、僕の手元に来て約半年です。それでもこんなふうに維持できるんです。

P8コートを塗りましたら、余分なP8コートを乾いている綿タオルで拭き取っていきます。

このときの力加減は、塗装部分ほど神経質にならなくてもいいと思います。樹脂の表面は梨地加工されていますし。

細かい隅の部分は綿タオルを突っ込んで何度か往復させて終わりです。

一回施工しただけでは雨で簡単に流れてしまうこともありますが、何度も施工していると雨が降ったくらいではこの黒さが失われることがありません。

ちなみにうちのオカンが乗る15年落ち青空駐車のアリオンのフロントグリル等の樹脂部分

興味のある人はうちに見に来てくれてもいいですよ。嘘偽り一切ありませんので。

何度も施工しているので雨で簡単には落ちません。

施工した直後がキレイというのは、プロでなくても根気強くやればなんとでもなります。時間経過や風雨にさらされたとき等厳しい条件に置かれてはじめて一般の方とプロの違いが露見します。使う道具が全く同じであっても、簡単そうにやっていると見えても、力の入れ方、道具の使い方、絶対に手を抜いてはいけない部分、見極め方などほんのちょっとしたことで大きな差が生まれます。ですから施工中に僕に電話して聞くなり、直接僕から教わることに大きな価値を置く人が少なからずいるという訳です。ただ単に塗ればキレイになってしまうのもまた事実ではありますが。

 

塗装に付いたP8コートを取り除く方法

塗装と樹脂の境目に十分な隙間があれば、P8コートを塗装部分に一切塗ってしまうことなく施工できると思いますが、指で示したところにP8コートが付着してしまいました。肉眼ではムラが見えてしまうレベルなのでこれを取り除きます。

この方法も以前記事にしたので気になる方は参考にしてください。

使うのはピッチレスコート。ただし、ほとんど量は使いません。このボトルの口に付いている僅かな量だけでキレイにムラを消すことが出来ます。

スポンジをボトルの口にポンと当てがって付いたこの量でオッケーです。

塗装面に付いたP8コートはこれで簡単に取り除けます。

パールホワイトと樹脂の黒々としたコントラストが良い感じですね。10年後も20年後もこの状態を維持していくのはそれほど難しくはありません。

 

黒い塗装がされているマフラー部分もP8コートでコーティング

1か月以上は洗車をサボっていたので、マフラーには砂ぼこりが結構乗っていました。

P8コートを使用する部分(タイヤホイール、マフラー、エキパイ、未塗装樹脂等)には、水洗いなんか一切せず汚れたままの状態でP8コートを塗り込むのがいつもの僕のやり方ではあるんですが、こんなところもちゃんと撥水してますよとお見せしたくて、あえて水拭きしてみました。水滴がキレイに撥水しているのがよく分かると思います。こういう黒い塗装部分は何もしていなければ水がベチャっと張り付いたようになるのが普通かもしれませんが、P8コートを塗っているので撥水して汚れが簡単に落ちる状態にあります。

P8コートでマフラーを仕上げました。大きな面積の部分は専用スポンジで塗り広げ、溶接部分などの隙間がある部分は歯ブラシで塗っていき、最後に乾いた綿タオルで乾拭きでキレイに仕上げました。

新品の黒々したときから定期的にP8コートを施工していれば一切サビさせずに維持することは十分可能だと僕は思います。ヴェクスター150が僕の手元に来たときにはすでに点々と錆が浮いていたのでこれは仕方がないです。

 

ミラーなどのガラスに付着した汚れの対応方法

オートバイで言えばミラー、クルマで言えばフロントガラスをはじめとした窓ガラスやサイドミラーも使うものが窓ガラスコートになるだけで、基本は全く同じです。水洗いし窓ガラスコートを塗り白く乾いたら拭くだけです。鏡に施工すると鏡に映った空間が本当に実在しているかのような錯覚をしてしまうくらいにキレイになります。ぜひお試しください。

 

よく分からないことがあれば電話・メールでバッチリ対応!

なるべく遠回りしてほしくないから電話やメールで技術的なフォローをしています。電話するなら作業しているその時が一番ですよ。今までの経験上そうしないと言ったとおりのことが出来ないというのが多いですから。あと僕としてもみなさんがどんなところで躓いたりするのか知ることでホームページの情報の質が少しでも上がればと思っているので遠慮なくお問い合わせください!

 

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